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送る意味や期間って? 残暑見舞いの例文と返事の書き方

松本繁美(マナーアドバイザー)

Kaoru Sawa

ビジネスで使える! 残暑見舞いの送り方

送るのはハガキor手紙?

残暑見舞いは、マナー上はハガキでも手紙でもどちらでも問題ありません。一般的には、品物を送るときは添え状として手紙で、書状のみの挨拶のときはハガキが用いられます。ビジネスシーンで残暑見舞いとして書状を送りたいときは、ハガキが適しているかもしれません。封書だと開封するまで中身がわからないため、オープンなハガキのほうが好まれるようです。ただし、役員クラス以上などで秘書がいるような立場の方に送る場合は、秘書が開封して中身を開示するのが一般的なので、封書で送っても問題ないでしょう。

挨拶と書き出し

挨拶の言葉は「残暑お見舞い申し上げます」、もしくは「残暑御見舞い申し上げます」と書きはじめます。この場合、「拝啓」や「敬具」といった頭語と結語は不要です。続けて、相手の健康状態などを気遣う文を入れると良いでしょう。たとえば、「お元気でお過ごしでしょうか」や「お変わりございませんか」、「いかがお過ごしでしょうか」などがあげられます。

ビジネスで役立つ例文

次に示すのは、ビジネスシーンでの残暑見舞いの例です。

残暑お見舞い申し上げます。
暦の上では秋になりましたが、猛暑日が続く毎日、
いかがお過ごしでしょうか。

私どもは夏休み中、久しぶりに田舎でのんびり過ごしました。
英気を養い、今は9月に向けてのプロジェクトに取り組んでおります。
○○様には大変お世話になった上での進行です。必ず成功させますので、
引き続き宜しくお願い申し上げます。

夏の疲れもピークに達するのはこれからだと申します。
くれぐれも自愛ください。

平成○○年八月

挨拶の最後に日付を書きますが、日付は「平成○○年晩夏」「平成○○年立秋」「平成○○年八月」などと書きます。

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