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「この人、仕事できる!」と思わせる。ビジネスメールの件名のつけ方

西部直樹

篠崎夏美

【シチュエーション別】件名例

送る相手や内容により、ふさわしいメールの件名は異なります。次に、メールの件名の例をさまざまなシーンごとにチェックしていきましょう。

初めての相手へのメール

悪い例

「はじめまして、○○社の△△です」

いい例

「【御相談のお願い】○○社への価格について」

悪い例の件名はなんのメールなのか見当もつかず、迷惑メールと思われるかもしれません。初めての相手へのメールは、短く要点をおさえた件名にしなくてはいけません。端的に何をどうするのか要件を件名に記します。初めてのあいさつなどは本文中に入力しましょう。

お願いをするメール

悪い例

「製品の納品日について」

いい例

「御社の○○、納品日9月10日→9月9日への変更のお願い」

悪い例では、先ほどもご説明した「○○について」が記載されています。これだけでは、○○についての何を聞きたいのか、また、何を確認したいのかわかりません。何かをお願いするときには、何に対してのお願いなのか、どうしてほしいのかを明確にします。期日などがある場合は、それも記載しておくとより確実でしょう。

質問をしたいメール

悪い例

「見積もり」

いい例

「○○の価格、御相談は可能でしょうか」

単語だけではなんのことなのかがわからず、相手にとってはストレスに感じるかもしれません。質問のメールを送るときは、質問する事柄の大まかなことがわかるように件名を書きます。端的に質問事項を書き、相手の都合を確認するようにしましょう。

お礼メール

悪い例

「ありがとうございました」

いい例

「○月○日、ご訪問のお礼」

お礼のメールはそれほど緊急ではないでしょう。受け手があとから読んでもいいように、いつの、なんのことかわかるように配慮します。また、件名でお礼のメールであることを明示しておきます。

謝罪メール

悪い例

「申し訳ありませんでした」

いい例

「○月○日、誤送信のお詫び」

謝罪のメールも何に対して謝罪しているかがわかるようにします。こちらも上記と同様に、いつ、何に対してなのかを件名で明確にします。

次ページ:ビジネスメールの件名は「わかりやすさ」が一番大事

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