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「夫のモラハラ」に悩む人へ。モラハラ夫の特徴と対処法

刈谷龍太(弁護士)

おぜきめぐみ

夫が「モラハラかも」と思ったらすべきこと

もし自分の夫の言動がモラハラかもしれないと思ったときは、どうすればいいのでしょう。対処法について教えてもらいました。

モラハラ夫の対処法

モラハラ被害に遭っていることを自覚する

簡単なようで意外と難しいのが入口のこの部分。モラハラは相手を必要以上に攻撃するものですから、妻は自分が悪いのかもしれないと思い込んでしまい、夫のモラハラに気づけないことがあります。

なんでもかんでもモラハラだと決めつけるのはよくないことですが、少なくとも夫婦関係において、どちらかが常に悪いということは本来あるべきではないこと。そのため、自分がいつも謝ってばかりいるなど、自分自身を振り返ったときに少しおかしいと思えるきっかけに気づくことが重要です。「もしかして夫がモラハラかもしれない」と思った場合は、ひどくなる前に対策をとるべきでしょう。

ただ一方で,なんでもかんでもモラハラだと決めつけるのもよくないことですが、少なくとも夫婦関係において、どちらかが常に悪いということはなかなか考えられません。そのため、自分がいつも謝ってばかりいるなど、自分自身で異常と思える言動を行っていたことに気づいたときには,モラハラを疑いましょう。そして,「もしかして夫がモラハラかもしれない」と思った場合は、ひどくなる前に対策をとるべきでしょう。

夫と話し合う

モラハラがひどくなる前であれば、妻から自分の悩みや気持ちを正直に伝え、「○○○を直してほしい」などと訴えることにより、夫も自分の過ちに気づき、考えや態度を改める可能性があります。そのため、夫からモラハラ被害を受けた場合の対応として、まずは夫と話し合うことがおすすめです。しかし場合によっては、親族や共通の友人などの第三者を交えて話し合いをしたほうがいいことも。また、夫のモラハラがひどく、話し合いをしても改善が見込めないような場合には、効果は薄いと考えられます。

第三者に相談する

モラハラ被害を受けた場合にひとりで抱え込もうとすると、精神的苦痛も大きくなりますし、状況も改善しません。そのため、夫からモラハラ被害を受けた場合の対応として、親族や友人など信頼のおける人や、配偶者暴力相談支援センターの相談窓口などに相談するのがよいでしょう。また、夫のモラハラがあまりにもひどく、自分や子どもに危害が加えられるおそれがあるような場合には、すぐに警察や弁護士に相談するべきです。

証拠を残す

夫からモラハラ被害を受けた場合、離婚や慰謝料請求など、法的措置を検討する人もいるかと思います。これらの法的措置をとるにあたっては、モラハラ被害を受けた側がモラハラの事実を証明する必要があります。そのため、夫からモラハラ被害を受けた場合の対応として、ICレコーダーで夫の発言を録音したり、その日の出来事を詳細に日記に書いたりしておくなどして、証拠を残しておく必要があります。

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