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彼のことが大好きなのに……「好きな理由がわからない」原因は?

織田隼人(心理コーディネーター)

好きな理由がわからないのに恋に落ちる原因とは?

理由がいらないくらい相手のことが好き! という方は問題ないですが、中には自分でもどうして相手のことを好きになったかわからなくてモヤモヤするという方もいるのでは? 好きな理由がわからないのに相手を好きになる原因にはどういったものがあるのか、心理コーディネーターの織田隼人さんに聞いてみました。

(1)とにかく強い印象を受けたから

「きっかけ」があれば、理由がなくても人を好きになることはよくあります。例えば、まわりにいい男がいない中で、ひとりだけそこそこの男性が歩いていた! これだけで相対評価が上がり、「この人いい!」と思えるものなのです。

一度いいと思うと、人はその感情を肯定して「この人はいい! 好きになったかも?」と、どんどん気持ちを強めていくことになります。きっかけは目が合ったことでもいいですし、いわゆる吊り橋効果でほかのことでドキドキしているタイミングで出会った、といった状況でも好きになったりします。

(2)その人のことを何度も考えたから

同じ人と何度も会うとそれだけで印象がよくなります。実際に同じ人と何度も何度も会うのは、職場や学校などが一緒でない限り難しいですが、「脳内で何度も会う」ことは可能です。

ここが大事なポイントです! 脳内で同じ人のことを何度も考えると、それだけでその人のことを好きになっていきます。例えば、仕事などで相手にメールを送らなくてはいけない。その際に相手のことを何度も脳内に思い浮かべてメールを推敲していると、何も考えずにメールを送るよりも、その相手のことが気になっている状態になるのです。この脳内で何度もその人を出現させると、好きな理由もないまま本当に相手が気になってしまいます。

(3)自分がどう思われたのかを考えてしまうから

自分がちょっとしたドジをした、発表に失敗したときにその人がいた、メモをあまりきれいな字で書かずに渡してしまったなど、相手に自分はどう思われているのかが気になるシチュエーションが多いと、その人のことを好きになってしまいます。

なぜなら「自分がどう思われているのか」というのを考えれば考えるほど、相手と自分の心について深掘りしてしまい、相手の気持ちが気になってしまうからです。相手の気持ちが気になる、という状態は、恋に近い心理状態だと言えます。そして、そのまま恋に落ちてしまうことが多いです。

「私はあの人にどう思われたかなぁ?」とよく考える人ほど、よく恋に落ちるんです。これは「どう思われているのか?」から相手の心を考えはじめ、自分と相手の心の距離を見つめるようになる、という恋に落ちるステップを踏んでいるからです。

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