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【FP監修】夫婦二人暮らしの平均生活費と理想額

石川福美(トータルファイナンシャルアドバイザー)

夫婦の生活費を節約するポイント

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最後に、生活費を抑えて貯蓄するポイントについて紹介します。

毎月少しずつ貯蓄することで、将来子どもができたときや、マイホーム購入、海外旅行といった夫婦の楽しみも増えますよ。

強制的に「貯蓄習慣」を取り入れる

まずはお金が貯まる仕組みを取り入れましょう。

いろいろとお金を使った後、残ったお金を貯蓄に回そうとしてもなかなか貯まりません。

また、毎月貯蓄に回すお金が変動すると、資金計画が立てられないデメリットもあります。

収入が入ったらまずは、貯蓄に回すべき金額を使えるお金から引きましょう。それができない人は、貯蓄用口座へ自動送金の設定をしておくのも手です。

貯蓄が引かれた後の残りのお金はしっかり支出項目ごとに予算化し、やりくりするのも大事です。

固定費の圧縮が一番!

一番はなんと言っても「住居費」です。

理想割合としては収入の25%ですが、収入に変動が起こった時にすぐに削減することが難しいため、少し余裕を持った設定にしておきましょう。

特にマイホーム購入の際は注意が必要です。借りられる金額ぎりぎりでローンを組んでしまうと、後々のリスクが高まります。

そのほか、生命保険料など、独身の時に加入したままのサービス内容を、世帯での必要保障から計算し、見直してみましょう。見直し時のポイントは、自分が受けられる保障や制度をフル活用すること。

配偶者の会社の福利厚生制度や健康保険組合、国や地方自治体の持つ社会保障制度など……すでに得られる保障を活用したうえで、自助努力でかける保険料の圧縮を行いましょう。

夫婦の生活リズムを合わせる

仕事の関係上難しい家庭もあるかもしれませんが、夫婦で生活リズムを合わせることで、「光熱費」や「食費」など、変動支出の節約につながります。

ストレスになるほど2人の生活リズムを合わせる必要はないですが、夫婦が一緒に過ごす時間が増えることでコミュニケーションも増えるのではないでしょうか。

節約と共に夫婦円満の秘訣になるかもしれませんよ。

次ページ:まずは固定費の圧縮や貯蓄習慣を取り入れてみて

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