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同棲にかかる生活費は平均いくら? 分担&節約方法をFPが解説

石川福美(トータルファイナンシャルアドバイザー)

同棲中の生活費分担はみんなどうしてる?

では、実際の同棲経験者はどのように生活費を分担しているのでしょうか? ここでは、同棲経験のある125人に、その実態を教えてもらいました。

生活費は折半? それとも?

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同棲の生活費は折半するのがスタンダード? それともどちらかが多く出すもの? まずは負担金額の割合について、同棲経験者の女性に聞いてみました。

Q.同棲の生活費(家賃、水道光熱費、食費、生活必需品)は全体の何割を負担していましたか?

第1位「5割程度」(35.2%)
第2位「3割程度」(16.0%)
第3位「4割程度」(14.4%)
第4位「全く負担していない」(10.4%)
第5位「2割程度」(5.6%)
第6位「全額負担」(4.0%)
第7位「1割程度」(3.2%)
同率7位「7割程度」(3.2%)
(※)有効回答数125件。単数回答式、9位以下省略・その他除く

アンケートの結果、同棲カップルの3割以上は「割り勘」が基本だったよう。お互いに働いているのなら、金額の負担は平等にするのがスタンダート。

その次に多かったのが、彼氏が1~2割多く出すというパターン。これは、お互いの所得や状況によっても変動があるのかもしれません。

同棲カップルの負担割合って?

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折半するカップルが多数派でしたが、すべてを割り勘にするのは難しい場合もあるでしょう。そんなとき、それぞれどんな負担の分け方をしていたの? それぞれが負担していたものについて教えてもらいました。

家賃と光熱費は彼氏が負担

・「家賃や光熱費などの主だったものは向こう持ちで、食品類を私が払っていた」(28歳/その他/その他)

・「彼氏に家賃、光熱費を出してもらい、私が食費と日用品を出している」(30歳/医療・福祉/専門職)

共通のお財布で折半

・「共通の財布を利用し、同一金額を入れるため折半制」(29歳/学校・教育関連/専門職)

・「お財布を一緒にしていて、それで生活費を賄っている」(28歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

外食費だけ彼氏負担

・「家賃や光熱費は自分が払っていたが、外食やデートは彼氏負担」(23歳/医療・福祉/専門職)

・「外食費だけ払ってもらう。それ以外は私が払う」(29歳/食品・飲料/技術職)

財布を共にすることで「完全な折半」を実現していたカップルもいれば、負担部分の担当を決めてお金を出し合っていたカップルも。何をどう負担するかは、あなたと彼氏で納得できる分け方を見つけられるといいですね。

FPが勧める生活費の分担方法とは?

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生活費の負担方法はカップルによってさまざま。では、FPの石川さんがおすすめするわけ方とは? もめない分担のコツを教えてもらいました。

もめないためのポイントはカップルによってさまざま。ここでは、私が日々クライアントとお話している中で、特に多い管理方法をお伝えします。

ケース1:毎月一定額を積立

家賃などの固定費は折半しやすいですが、光熱費や食費など、毎月変動する費用の割り勘は意外と難しいものです。そんな変動費に対しては、毎月一定額を2人の共用財布に蓄えておくのもひとつの手。

たとえば毎月5万円を各自が共用財布に入れ、食費や消耗品の補充の際に、このお財布を使用します。残った費用は翌月への繰り越しや、2人の共用貯蓄にまわしましょう。

毎月の貯金額の目安はいくら?

毎月の貯蓄額の理想値として「手取り収入の20%」という数字があります。ということは生活費として使用できるのは、交際費やお小遣いも含めて80%。

ただし、家庭ごとのライフプラン(将来生む子どもの人数や想定リスクなど)によって、貯蓄のパーセンテージは異なるでしょう。

ケース2:支出項目ごとに担当を決める

彼氏は家賃、彼女が食費を負担など、支出項目ごとに費用負担の担当を決める方法です。最終的な負担額が違ったとしても問題がないカップルには、わかりやすい方法かもしれません。

参考記事はこちら▼

二人暮らしにおけるお金の管理方法について、詳しくはこの記事でも解説しています。

▶次のページでは、同棲生活で節約をするコツをご紹介していきます。

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