お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

医師が教える! むくみを解消する栄養素&食べ物

田嶋美裕

むくみにくい身体を作る方法

ここまで、むくんだときに食べたい、「むくみを解消する食べ物」について紹介してきましたが、できれば「むくまない体」を手に入れたいですよね。そこで最後に、むくみにくい体を作る方法について紹介します。田嶋先生によるとポイントは塩分摂取を控え、運動することだとか。詳しくみていきましょう。

運動する女性

タンパク質やビタミンを摂取する

偏りのない食生活をし、タンパク質やビタミンなどの栄養をしっかり摂取しましょう。バランスのとれた食生活をすることで、血管の中のタンパク質濃度を正常に保ち、むくみにくい体質となります。炭水化物(主食)、タンパク質(肉類・魚類・卵・乳製品)、ビタミンや食物繊維(野菜・果物など)をバランスよく食べるように心がけましょう。

塩分の摂取を控える

体のバランスを保つため、私たちの体液における塩分濃度は決まっています。しかし過剰に塩分を摂取すると、体液の濃度を薄めようと喉が渇いて水分を取り入れようとします。余分に摂取された水分は毛細血管からしみだし「むくみ」となります。

そのため塩分の摂取を控えましょう。加工食品を食べるときは、成分表示の食塩含有量を確認し、1日合計8g(※WHO世界保健機関による1日の塩分摂取量の目標値は5g未満)の塩分の摂取量を目安にしましょう。また料理をする際にも、食塩やしょうゆなどの調味料の使用を控え、無添加だしや酢など塩分の入っていない調味料で味付けするように心がけましょう。

適度に運動をする

長時間同じ姿勢をとることを控え、適度に運動をしましょう。これにより体全体の血流が改善し、むくみにくくなります。また運動によって筋肉が鍛えられると、血液のポンプ機能も働きやすくなるため、よりむくみにくくなります。ストレッチ、ジョギング、ウオーキングなどの軽い運動でもかまいませんので、1日30分以上、毎日続けることが効果的です。立ち仕事あるいはデスクワークが多い人は、スクワットなどを適宜行うとよいでしょう。

次ページ:まとめ

SHARE