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敏感肌から美肌へ! 医師が教える「原因」と「改善方法」

宇井千穂

敏感肌の原因と改善する方法

敏感肌の原因はたくさんあると考えられますが、大きくわけて2つ。遺伝的に肌が弱い場合と後天的に敏感肌になるケースがあります。

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(1)アレルギー体質

生まれつき肌の弱い人がいます。たとえば、アトピー性皮膚炎をベースに持つ人、家族に同じような肌の症状が出やすい人、ストレスがたまるとすぐに肌に症状が出る人などが挙げられます。お肌のトラブルの原因(食べ物であったり化粧品であったり)がわかっている人は、できるだけそれらを取り除くようにしましょう。また、バリア機能を高めるためにも、乾燥させないことが大切。保湿剤を使用するなど、工夫してみてください。

(2)乾燥

角質の保水機能が低下すると、肌のバリア機能も低下します。これにより、敏感肌が生まれるので、きちんと保湿ケアをすることが重要です。いつもよりも乾燥が予想されるときは、保湿剤を重ね塗りするのがオススメ。特に乾燥を感じる場合は、保湿する回数を多くするのが効果的です。また、冷暖房や紫外線の影響で、より乾燥が進むことがあるので、日々のケアを大切にしましょう。

(3)まちがった肌ケア

洗顔するときに、肌をゴシゴシこすったり、肌に合っていない化粧品を使うと、肌に刺激を与えてしまい、敏感肌の原因につながります。洗顔は、しっかり泡を立てることで洗浄効果が高まります。また、泡が洗顔時の皮膚への刺激を軽減させてくれます。こすらずやさしく、肌にストレスを与えないように洗顔しましょう。さらに、すすぐときは、泡や汚れを残すことのないように気をつけてください。また、化粧品で赤みが出たりヒリヒリしたときは、無理をせず、ちがう化粧品に変えましょう。

(4)日焼け止め(サンスクリーン剤)

日焼け止め(サンスクリーン剤)は、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2つがあります。紫外線吸収剤は、紫外線対策には効果的ですが、肌を刺激する可能性も。敏感肌の原因になるので、香料や着色料などを含まない紫外線吸収剤フリーの日焼け止めを選びましょう。使用後は、きちんと洗顔して日焼け止めを落としてください。また、使用後は乾燥しやすいので、しっかりと保湿のケアをすることが大事です。ほかにも、日焼け止めだけに頼るのではなく、帽子や日傘などの併用がオススメです。

(5)バランスの悪い食事

偏った食事も敏感肌をつくるきっかけになります。肌を健康に保つために、ビタミンが豊富な野菜や便秘予防のための食物繊維などを積極的に摂りましょう。しかし、特定の食べ物だけを摂取していればいいというものではないので、バランスのいい食事が必要になります。

(6)不規則な生活

不規則な生活は、肌のバリア機能を低下させる原因に。まずは、バリア機能を高めるために、健康な肌を育てることが必要です。寝不足、過労、ストレスのない規則的な生活を心がけましょう。 また、古い皮膚を新しく生まれ変わらせる仕組みであるターンオーバーを促進するために、質のいい睡眠をとることが大切です。

次ページ:敏感肌が悪化したときの対処法

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