アトピーのかゆみの原因とは? 専門医が教えるかゆみ対策8つ
アトピーのかゆみの原因とは?
では、具体的にアトピーのかゆみの原因として、どんなことが考えられるのでしょうか? こちらも先生の見解を聞いていきましょう。
アトピーのかゆみを悪化させるNG行動・環境とは?
(1)ストレス
かくことそのものがNGですが、ストレスが原因でつい無意識にかいてしまう場合があります。何かに集中しているときは平気でも、ふと集中が途切れたときには要注意。
(2)刺激のある衣類
固いジーンズや、ぴったりとしたスキニーパンツ、おしゃれなレース素材のブラジャーなど、凹凸のある繊維や衣類の刺激でかぶれやすい人もいます。
(3)間違ったスキンケア
お風呂で石けんを毎日使い、ナイロンタオルでこすり洗いをするのはNG。また、乾燥肌を放置し、正しい保湿をしていない場合は悪化しがちです。
(4)埃っぽい環境
家の中のチリや埃も原因のひとつ。布団のダニやエアコンのカビ、ペットの毛、花粉などに弱い体質の人もいます。
アトピーのかゆみが増すタイミングとは?
主に体が温まることで血管が広がり、交感神経が刺激されて炎症やかゆみが起こりやすくなります。人によってさまざまですが、かゆみが増すタイミングの一例を見てみましょう。
・皮膚炎そのものがひどくなったとき
・皮膚に細菌感染が起こりジュクジュクしたとき
・風邪を引いた、熱があるなど、体調が悪いとき
・お風呂に入るときに服を脱いだ刺激によって
・熱いシャワーを浴びたあとやお風呂上がり
・運動後に汗をかいたとき
・日焼けによる刺激があるとき
・布団に入って体が温まったとき
・辛いものを食べたり、コーヒーやお酒などを飲んだりしたとき
・大きな環境の変化や、ストレスの多いとき
・ふと集中力が途切れたとき
・治療を急にやめてしまったとき