お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

外国人と国際結婚した人の流れとは? 出会い&結婚までのきっかけを調査

ファナティック

最初の難関!? 「手続き」で面倒くさかったこと

出会いから交際、そして結婚を決意するまで……。ここまで国際結婚のキラキラした部分を紹介してきましたが、ここからは国際結婚の大変な部分、影の部分にスポットライトを当てて紹介したいと思います。国際結婚となると、日本人同士の結婚のように役所に書類一枚提出すればいいというわけにはいかないのを知っていますか? また、相手の親や親戚とコミュニケーションを取るため、必要最低以上にしゃべれる必要もあります。「国際結婚の手続き」で、一番面倒くさかったことについて聞いてみました。(※1)有効回答数134件

(1)ビザや国籍の取得

・「ビザや国籍の手続きなどが複雑で面倒だった」(25歳/その他/事務系専門職)

・「結婚しても、滞在許可証がなかなかもらえなくて、何回も役所に並んで大変だった」(40歳以上/その他/その他)

・「カナダの永住権を取る手続きで取るまで一年かかりました」(40歳以上/その他/その他)

どちらの国籍にするかの話し合いから始まり、ビザや国籍の取得などいろいろと大変な上に、書類が受理されるまでにかかる時間は半年以上……。国際結婚するには大変なことが山ほどあります。結婚ビザなどは許可が下りないことも珍しくなく、次の方法を考えたりと、道のりは険しいようです。

(2)大使館がらみの手続き

・「大使館への届け出と、日本国内の役所への届け出と、2倍の手続きが面倒だった」(40歳以上/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)

・「日本の外務省や、フランス大使館、フランスの日本大使館などの役所の手続きが、煩雑で時間も必要で、本当に面倒でした」(40歳以上/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)

・「大使館に行くのに大阪まで行ったり、意味不明な書類がたくさん。写真の提出や出会いのエピソードまで必要だった」(37歳/農林・水産/事務系専門職)

手続きする相手となる国が2つになるということは、その2カ国での手続きが必要なうえに、国籍がないだけに証明するのも大変です。また、結婚のなれそめや、所得関係のことなどのプライベートな面にまで示さねばならず、そこに抵抗を感じる人も多いようです。

(3)書類集め

・「相手の国と私の国、それぞれの国に婚姻届を提出する必要があるため、その必要書類を集めるのが一番面倒だった」(40歳以上/印刷・紙パルプ/事務系専門職)

・「グリーンカードの申請手続きが大変でした。その当時はまだ情報が少なかったので、情報集めにすごく時間がかかりました」(40歳以上/その他/その他)

・「書類の手続き。日本の家族に頼んで取り寄せた」(32歳/その他/その他)

国際結婚となると集めなければならない書類もかなり多くなるよう……。とはいえそれだけのためにいちいちお互いの国を行き来するわけにもいかず、委任状を書いたり、自分達で書類を翻訳する必要も。国によって手続きも異なってくるので、それを調べるのも一苦労ですよね。

(4)言葉の壁

・「相手の国に行って手続きをしたり、書類の準備なども大変だった。言葉がわからないのでコミュニケーションが取れずつらかった」(35歳/その他/事務系専門職)

・「書類関係の記入や、英語ですべて記入しなければいけなかったのが調べながらで大変だった」(40歳以上/その他/その他)

・「いろんな書類を集めてしかもそれを専門家に翻訳してもらわないといけないこと。面倒くさい上に値段も高かった」(36歳/学校・教育関連/経営・コンサルタント系)

また、書類を集めたからといいって、それをそのまま提出すればいいというわけにもいきません。相手側の国に提出するのであれば、その国の言葉に翻訳する必要も。普段の生活では使わないような用語や表現なども出てくるので、一筋縄にはいかないようです。

(5)親戚がらみ

・「周囲の理解を得ることが難しかった」(40歳以上/その他/販売職・サービス系)

・「相手の親に挨拶に行くだけで一苦労」(28歳/その他/事務系専門職)

・「両親や親戚同士の紹介、言葉の壁」(32歳/運輸・倉庫/事務系専門職)

言葉の壁は書面上の手続きだけでは終わりません。ずっとパートナーに通訳してもらうわけにもいかないので、相手方の親や親戚との付き合いにだって影響してきますよね。また自分の親への結婚の許可を得ることが一番大変だったという意見も見られました。

ビザなどの書類の手続きに関しては、結婚以前に日本で働いていたかなどその人その人の状況や国によっても千差万別なので、いくらインターネットがあるとはいえなかなか調べるのは大変なようです。またこのほかにも、文化の違いや生活習慣のずれのすり合わせや、宗教に関することなど今後の生活にずっとかかわってくる面倒もあるようですね。

次ページ:国際“離婚”のきっかけ5つ

SHARE