「好きになりそう」と言われたら。男性心理と返事の仕方
男性に「好きになりそう」と言われたことはありますか?
こんな曖昧な言葉を言われたら、「いま、告白された?」「好きに“なりそう”って何?」「なんて返事したらいいの?」と混乱してしまうと思います。
そもそも男性たちはどんなときに、どういう意図で「好きになりそう」と言ってくるのでしょうか。
「好きになりそう」と言う男性の本音とは?
まずは一般男性へのアンケートから、女性に対して「好きになりそう」と言う男性の本音を紐解きましょう。
男性が「好きになりそう」と思う瞬間とは?
(1)親身になって考えてくれた瞬間
・「話をするとき、目をしっかり見て真剣に話してくれた」(30歳/医療・福祉/専門職)
・「自分のことをよく考えた上での対応をしてくれたとき」(29歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)
物事を一緒に考えてくれるのは、男性にとってもすごくうれしいこと。楽しい会話ができる人はたくさんいますが、マイナスな話を親身になって聞いてくれる、考えてくれる人はなかなかいないもの。楽しいことを話すとき以上にうれしいでしょう。
この「マイナス」という点がすごく大切で、相手の女性と付き合ったあと、そして結婚してからのこともイメージできるようになります。
悲しいとき、つらいとき、調子が悪いときに、お互いが支え合っていけるのか?
ここで本当の愛情、お互いの真価が問われるわけです。だからこそ親身になって考えてくれたときは、とてもうれしいんですよね。
(2)さりげなくフォローしてくれた瞬間
・「ミスをしたときや落ち込んでいるときに、さりげないフォローをしてくれた」(29歳/不動産/営業職)
・「仕事でミスをしてしまったとき、真っ先にフォローしてくれた」(28歳/その他/その他)
ミスをしたときの「さりげない」フォローが、男性の気持ちを救ってくれます。
しかし、あからさまにフォローしてあげたよという態度をされても、うれしさは半減します。また、フォローしてあげたけど仕事が増えて最悪と不機嫌そうな態度をされると、じゃあフォローしなくていいです、と怒りたくなります。
「さりげない」フォローだから、男性はうれしいんです。
それも何も言わず、見返りを求めていないフォローだからこそ。このさりげない感じに男性は魅了されます。
細かな気づかいができるということは、まわりを見ている、やさしさがあるからできることです。
(3)自分を頼りにしてくれた瞬間
・「誰にも言っていない職場の悩みを相談されたとき」(27歳/その他/その他)
・「自分を頼りにしてくれること」(26歳/その他/販売職・サービス系)
頼りにされるときは、男性が一番喜ぶ瞬間です。これは男女の心理のちがいが影響しています。女性は愛することよりも、愛されることにより愛情を感じます。
男性は、愛されることよりも、愛することに愛情を感じます。男性は頼られれば頼られるほど、頼るにふさわしい人になっていき、どんどんいい男になっていきます。
この「頼られている」という感覚がないと、男性は生きていけないんですよね。それくらい男性にとっては「頼られている」という感覚がすごく大切です。
だからこそ、頼られるとその人により好意的になり、守ってあげたくなります。女性のみなさんは、男性をたくさん頼ってあげてくださいね。
(4)ギャップを感じた瞬間
・「冷たいことを言っておきながら、結局、助けてくれたとき」(25歳/その他/販売職・サービス系)
・「普段とのギャップがある瞬間です」(29歳/食品・飲料/販売職・サービス系)
ギャップ萌えという言葉があるように、男女ともに、ギャップがあればあるほど魅力的に感じるわけです。これは心理学でいうと「ゲインロス効果」によって起こります。
人の心理状況において、プラスとマイナスの変化量が大きいほど、人の心に影響を与える度合いが大きくなります。
つまり、最初にマイナスの印象を与え、その後プラスの印象を与えたほうが、より好印象を抱かせることができるようになるというわけです。だからこそ、ギャップがあることによって魅力を感じるのです。
(5)「ありがとう」と「笑顔」をくれた瞬間
・「頼まれた仕事を引き受けたときと、終わらせたときに『ありがとうごさいます!』と感謝された瞬間」(26歳/商社・卸/事務系専門職)
・「ちょっとしたことにも笑顔でありがとうと言ってくれた」(29歳/情報・IT/技術職)
女性からの「ありがとう」は男性のエネルギーです。男性は、女性に喜んでほしい、笑顔になってほしいんですよね。その回数が多ければ多いほど、自信につながっていきます。
前述しましたが、男性は何かをすることによって愛情を感じます。そして、それが相手のためにもなり、笑顔でお礼をされたら、これ以上嬉しいことはありません。
男性はとても単純な生き物です。笑顔で「ありがとう」と言われるほど、相手を好きになっていくのです。
「好きになりそう」と伝えてくる男性心理
「好きになりそう」とあえて伝えてくる男性心理は、3パターン考えられます。それぞれくわしく解説していきましょう。
(1)好きだから、脈ありかどうか確認したい
相手のことが好きで、脈ありかどうか確認したいから、「好き」ではなくて「好きになりそう」という表現をすることがあります。
男性もやっぱり振られるのが怖いんですよね。傷つきたくないから「好きになりそう」とジャブみたいな表現をして、女性の反応をうかがっています。
相手からの反応で、真剣に好きだと伝えるのか、まだ様子を見たほうがいいのか、諦めたほうがいいのか決めるのです。
(2)ほかの人よりは好意的に思っている
「好きになりそう」のそのままの意味です。
友だち以上に好きだとは思っているけど、彼自身の中でまだ恋愛関係に進む決断はできていないから、「好きになりそう」という表現をしています。
だから、まだ好きというわけではないです。これからお互いをもっと知っていきたいという、友だち以上恋人未満という感じですね。
(3)特に何も考えていない
男性は、その場のノリで言葉が出てしまうときがあります。
特に、お酒の席など。女性に気が利くような言葉を言われたり、女性として品があると思ったりしたときに「好きになりそう」なんて言ってしまうものなので、ここには深い意味はありません。
ただ3つのパターンすべてに言えることですが、「好きになりそう」は、嫌いな人やどうでもいい人にはなかなか伝えられない言葉です。
だからこそ、言われたときには基本ポジティブに捉えてOK。
言葉の意味合いは上記3つのパターンに分かれていますが、「好き」ではなくて、「好きになりそう」にはちゃんと意味があるんです。
「好きになりそう」にはどんな返事をすればいいの?
「好きになりそう」と言われたときの返事は、女性側の心理状態によって異なってきます。相手を好きな場合と、好きじゃない場合では、ベストな返事の仕方がちがいます。
ここで返事を間違ってしまうと、せっかく相手も好意を持っているのに恋愛関係に発展するチャンスを逃してしまったり、興味のない男性が近づいてきたりします。
間違えないように要点をしっかり抑えていきましょう。
相手に好意がある場合
あなたも相手のことが好きな場合は、相手が自分をどう思っているかで返答が決まります。
相手も自分のことが好きだと確信できた場合は、同じことを伝えてあげましょう。「私も好きになりそう」と。相手が自分を好きかどうかわからないときには、「私も好きになりそうかも〜」という感じで、より語尾を濁しましょう。
男性も傷つきたくないので、様子見しています。女性側に好意がある場合は、きちんと「私もいいと思っているよ」ということを伝えていきましょう。
相手に好意がない場合
「好きになりそう」と言われたときに、「いやいや、好意を持たれても困ります」という方もいると思います。
ただ、そのときのリアクションは、今後の関係性を考えて対応しないといけません。
今後も関係性が続いていく人(友だち・同僚など)に対しては、好きになりそうと言われたら「ありがとう、友だち(同僚)としてね」で大丈夫です。
今後も今の関係性のままでいましょうね、ということをきちんと伝えましょう。
これからの関係性を意識しなくていいのであれば、きっぱりと「私はないかな」と言ってあげてください。男性もバカではないので、さすがにちゃんと伝えられたら気づきます。
「好きになりそう」は幸せの前触れ
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
「好きになりそう」という言葉には、男性もいろんな想いを込めています。ただ、共通して言えることは「嫌な人には伝えない」ということです。
相手の女性のことを魅力的に感じているからこそ、「好きになりそう」という言葉が出てきます。
これからも言葉に振り回されすぎず、自分磨きをしながら、好きな人に「好きになりそう」を、そして「好きだよ」と言ってもらえる女性になりましょう。
(ゆーし)
※画像はイメージです
※『マイナビウーマン』にて2017年1月にWebアンケート。有効回答数276件(22歳~39歳の働く男性)
※この記事は2017年02月27日に公開されたものです