【遠距離恋愛成功のコツ09】彼に「しばらく距離を置きたい」と言われたら、迷わず●●と答える!
遠距離恋愛カップルにありがちな悩みやトラブルを、精神科医のゆうきゆう先生が「男女の心理の違い」から解決してくれる本連載。「こんなときどうすればいい?」という女性の疑問に、遠距離恋愛スタートから結婚というゴールに向けて、ゆうきゆう先生が恋愛のステージに合ったアドバイスをしてくれます!
最近、彼が忙しくてなかなか連絡をくれない、電話をしてもなんだかそっけない……。長続きしているカップルにはありがちな倦怠期ですが、遠距離恋愛だと余計に不安になりますよね。もし、突然彼から「距離を置きたい」と言われたら? 彼と別れたくないとき、女性はどんな行動を取ればいいのか、ゆうきゆう先生に聞いてみました!
彼に「距離を置きたい」と言われたら、まずは受け入れて!
男性が距離を置きたいと言った場合、女性が言うべき言葉は「わかった」というひと言です。この要望に「YES」と答えるかどうかで、その後の話し合いができるかどうかが決まってきます。『「距離を置きたい」という気持ちはわかったけれど、その理由を聞いてもいい?』と彼に聞いてみてください。彼が遠距離に疲れたのか、彼の生活に変化があって連絡が負担になっているのか、それとも心理的に2人が離れつつあるのか……距離を置きたいと言っても、理由はさまざまです。理由も聞かずに拒絶を示すと、彼が本心を語りにくくなるため、距離を置く目的がわからないというのは、女性にとっても不安が大きくなる原因となります。話し合うきっかけを作る意味でも、最初は「わかった」と伝えるのがベストなのです。
そもそもすでに遠距離なので、「あなたの存在が近すぎる」ということはありません。しかし「男性が距離を置きたい」と考えるということは、2人の関係で何かを負担だと感じているということです。まずは彼が悩んでいたり、迷っていることがあればそれを話してもらうことが大切です。そのためには、彼の今の気持ちや要望に「YES」を言う必要があります。「NO」と言ったり、彼の話を聞かない姿勢は、男性の気持ちを冷めさせることになります。距離を置きたいと言われると動揺するかもしれませんが、少し時間をもらって気持ちを落ち着けるなどして、彼の気持ちを聞く態勢を整えましょう。
距離を置くときは「取りあえず連絡をする日」を決めておいて!
「しばらく距離を置く」と決めたときに、期間の指定がなかったのであれば、「取りあえず1カ月後に連絡するね」と伝えておきましょう。男性の都合によって期限の目途がつかない場合でも、「取りあえず連絡する日」を予告しておくと、お互いに相手からの連絡が来ることを負担に思ったり、いつ連絡すればいいのかと悩む必要が無くなります。この時に大切なのは、「取りあえずの連絡」「取りあえずの様子見」であって、1カ月後に結論を出すことを強要しないことです。
「1カ月経ったんだから、そろそろ落ち着いたんじゃない?」と相手に以前のように連絡を取ることを求めてしまうと、男性は「関係の結論を出さなくてはいけない」と重く感じてしまいます。そして多くの場合、男性は自分のペースではなく相手のペースで考えなくてはいけなくなった時、あまりいい答えを出そうとしません。1カ月というのが彼の求める時間に満たなかった場合、連絡が来る日が近づくにつれて「こんな気持ちのままでは付き合えない」と、関係を清算する方向に気持ちが傾いてしまうため、あくまでも「取りあえず元気かどうか心配だから、私の方から連絡するね。気持ちが落ち着いたら、あなたのほうからはいつでも連絡していいよ」と伝えておきましょう。
期限を過ぎても彼と連絡が取れない場合は、「何かあったの?」と心配するメールを1通送って待ちましょう。うすうす感づいている方もいらっしゃると思いますが、相手に心変わりが起きて別れを切り出す代わりに「距離を置きたい」と言うケースもあります。その場合、「別れる」というはっきりとした言葉を使わずに、距離を置いたまま自然消滅してしまうことが多いので、少し覚悟しておく必要があります。もちろん、彼の気分によって、数日後に連絡が来るというパターンもありますが、連絡が取れないようなら自分の中で「待つ期限」を決めておいた方がよいでしょう。
自分の負担にならない程度に「新しい出会い」を求めてもOK!
彼から連絡がなかなか来ない場合、「近くの出会いを一切排除する」という極端な行動に出る必要はありません。自ら積極的に出会いを探さない程度で、もし近くに惹かれる異性がいるのであれば、その気持ちをごまかす必要はないと思います。距離に負けてしまうのは男性だけではないからです。また、今回持ちこたえたとしても、関係の保障があるわけではありません。男性側は意識していないかもしれませんが、熱心に「待っていてほしい」「絶対に連絡するから」と言わない限り、距離を置いたあとの関係維持は女性の気持ち頼りです。そういったことを考慮すると、無理に男性からの連絡を待ち続ける必要もないでしょう。
性格にもよりますが、連絡が取れない期間が長引けば長引くほど、執着が強くなり、不安や悩みを抱えてしまいます。そんな時は気持ちを切り替える意味でも、新たな出会いを探す方がいいと思いますが、待っている期間が長いほど「明日は連絡が来るかもしれない」という希望にすがって、新しい出会いを避けてしまいがちです。しかし、そもそも新しい出会いに負ける程度の相手なら、頑張って遠距離を続ける意味は無いのです。「信じて待つ」というのが自分の気持ちや行動を縛りつけてしまわないよう、自分自身で「待つ期間」を決めてしまいましょう。距離を置こうと言われた時点で「半年以上は待てない」と宣言してしまうのもおすすめです。無期限で待つことだけは、やめましょうね。
<今回のまとめ>
・彼に「距離を置きたい」と言われたら、まずは受け入れる
・必ず「次に連絡を取る日」を決めておく
・彼が自然消滅を狙っている可能性を頭に入れておく
・いつまでも彼を待ち続けるのではなく、自分の中で期限を決めておく
・彼を待っている間も、新しい出会いを探してOK
(文/ゆうきゆう イラスト/寺崎愛)
※次回は12月22日(木)17時更新です!
※この記事は2016年12月15日に公開されたものです