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専門家 デート・カップル

【遠距離恋愛成功のコツ01】遠距離恋愛をはじめる前に知っておきたいコト

ゆうきゆう

遠距離恋愛カップルにありがちな悩みやトラブルを、精神科医のゆうきゆう先生が「男女の心理の違い」から解決してくれる本連載。「こんなときどうすればいい?」という女性の疑問に、遠距離恋愛スタートから結婚というゴールに向けて、ゆうきゆう先生が恋愛のステージに合ったアドバイスをしてくれます!

普通のカップルなら、お互い気軽に連絡を取り合ってデートの約束をしたり、仕事が忙しくてもちょっとだけ時間を作って会ったり、はたまたひとり暮らしの彼の家で時間を忘れて過ごしたり……。好きな人と付き合ったら“普通にできる”と思っていたことが、“特別なこと”になってしまうのが「遠距離恋愛」。いつでも好きな人の近くにいたいと願う女子にとって、これほど辛いことはありません! そんな遠距離恋愛を始めるにあたって、まず女性が知っておくべきことをゆうきゆう先生に聞いてみました!

■男性脳に遠距離恋愛は向かない?

そもそも人間は身近な相手に好意を抱きやすいものです。さらに男性は女性に比べて、脳内の島皮質と呼ばれる部分がとても活発だとされています。この島皮質というのは、外部からの刺激を処理する脳の機関のひとつなのですが、男性はこの部分が活発なために視覚からの情報を重視しやすく、目の前の出来事に心を奪われやすいです。

目の前にいる女性と遠く離れた女性、どちらが男性にとって「より刺激が大きい(強い)か」と考えると分かりやすいかもしれません。遠距離恋愛を攻略するためには、男性のこの傾向と上手に付き合っていく必要があります。

■遠距離=お付き合い終了となる男性脳

男性は狩猟本能が強いとされますが、「そもそも狩れない相手は追いかけない」「狩れてもあまりにも代償が大きいと損した気分になる」という生き物でもあります。そのため、自分の力量と費やす労力、そして得られる獲物の大きさ(満足感)を無意識に計算し、その獲物に挑むかどうかを決めています。より強い刺激を求めている男性にとって「気軽に会えない」ことはマイナスに働きやすく、早い段階で諦めてしまうことも少なくありません。さらに男性は「失敗」が嫌いです。遠距離恋愛を始めて挫折するよりも、離れると分かった時点で「関係終了のお知らせ」を切り出す男性が多いのはそのためです。

■だからこそ、男性が遠距離恋愛することに意味がある

「失敗が嫌い」な男性は、最初から遠距離を避けようとします。しかし今、遠距離で恋をスタートさせようとしている、あるいはすでにスタートさせたのであれば、彼は遠距離というマイナス点よりも“あなたと付き合っていくこと”に大きなプラスを感じたはずです。

繰り返しますが、男性は物理的な距離に負けるとされています……そんな男性があなたとお付き合いをスタートさせたことに、まずは安心してほしいと思います。距離があることで「より密にコミュニケーションを取らなければ」と焦る気持ちも分かりますが、まずは遠距離をスタートさせた彼の気持ちを信じてほしいのです。

■状況で変わる男性のテンション

昔なら「彼が転勤で遠距離恋愛に……」というように、途中から遠距離になるカップルが多かったのですが、最近では最初から遠距離のカップルも増えてきました。「どのタイミングで遠距離になったか」「どういった形で遠距離になったか」で、男性の気持ちに多少ちがいが出てきますので、いくつかのパターンに分けてお話していきましょう。

●出会ったときから遠距離恋愛のカップル

出会ったときから遠距離の場合、電撃的にお付き合いを決めたのでなければ、付き合うまでにSNSや電話などを使って関係と気持ちを深めていることがほとんどです。もともと遠距離でお付き合いを決めた場合には、男性もそのやりとりに慣れていて、距離のあるコミュニケーションでも期待感を高めてきていますから、男性が費やす労力と得られる刺激とのバランスがとりやすい傾向にあります。男性の置かれている環境にもよりますが、会う頻度が少ない割に写真やメール、電話で受ける刺激を強く感じられるので、意外と長続きするカップルも少なくありません。

ただ、お互いに踏み込めない状況がキープできてしまうというデメリットもあるため、最初から本音で伝えるコミュニケーションを心がけていきましょう。男性的には想像する余地があるほうが気持ちが盛り上がるので、決して「なんでもぶっちゃければいい」というわけではありませんが、要所要所で相手への気持ちや自分自身のことをストレートに伝えていく必要があります。

特に遠距離でスタートしたカップルは、最初の頃は“会うこと”自体がご褒美になってしまいがちですが、それだけでは男性のテンションが下がってきてしまうため、“会ってどんな経験をするか”に重点を置いて彼の期待感を高めていきましょう。

●途中から遠距離恋愛になるカップル

お付き合いの途中で遠距離になる場合、仕事の関係などで彼かあなたのどちらか、あるいは両方が住み慣れた場所を離れるというケースが多いでしょう。これまでのお付き合いで築いてきた信頼が強みではあるものの、環境の変化によるストレスをどちらが感じているかで負担の大きさもちがってくるものです。

①彼が引っ越した場合

新しい環境に慣れようとする一方で、ホームシックのような気持ちにもなりやすくなるため、あなたへの愛着が一時的に高まりやすくなります。特に遠距離になりたての頃は、彼のタイミングに合わせて連絡をとったり、労わる言葉を多くかけましょう。最初のうちに「朝のあいさつだけでもメッセージを送っていい?」「寝る前、5分だけ電話してもいい?」など、連絡をしても負担になりにくい時間帯を確認しておくのがおすすめです。また、彼が新しい環境に慣れないうちは、共通の友人の話題などで盛り上がるよりも、“聞き上手”を目指して彼を支えましょう

②あなたが引っ越した場合

彼の環境は変わっていませんが、あなたが「これまでとちがう」態度をとると不満を感じたり、遠距離の不都合さや不便さを意識しやすくなります。特に、彼があなたの環境の変化に対して気遣いができない場合、「前はもっとやさしかった」などの不満を訴えてくることもあるかもしれません。これらを要約すると、「前はもっと自分のことを考えてくれてたのに寂しい(くやしい)」ということです。

「私の気持ちや状況も考えてよ!」と感じるかもしれませんが、彼の言動に感情的になってけんかしないようにしましょう。一呼吸おいて、「寂しい思いをさせて、ごめんね」と言ってみてください。彼は「寂しいわけじゃない」と否定するかもしれませんが、「でも……もっと私と会いたい、話したいって思ってそう言ったんだよね? ちょっとだけ、うれしいな♪」と切り返していきましょう。彼の不満はあなたを求める気持ちとイコールです。あなたがいない不満を訴えてくれるのは、あなたをとても好きだと言っているのと同じこと。衝突するのではなく、少し上から見て余裕を取り戻しましょう

■お互いの負担を想像できる関係を目指す

距離が近ければ、一方的に尽くしても関係が続くこともありますが、遠距離恋愛ではそれがほとんど通用しません。距離があるからこそ、連絡が一方的になっただけで負担を感じやすくなったり、今までしてきたことが無意味に感じられたりするものです。恋愛では、距離が離れていればいるほど、気持ちのバランスやお付き合いにおける負担のバランスがダイレクトに影響してしまいます。だからこそ、「お互いの負担を想像できる」関係にしていくことが大切です。

「時間やお金を費やしたほうが相手への価値を感じられる」という心理はあるものの、極端に偏りのある関係性では破たんしやすくなります。「忙しくてもメールしてくれるから、離れていても安心できる」「早く会えるように、私も頑張るね」というように、相手がしてくれたことに感謝を伝え、自分もそれに応えようとする姿勢を示すなど、2人が同じ方向性で努力しているように感じられると、関係が安定しやすくなります。距離のある恋愛だからこそ、バランスを上手にとることを意識していきましょう。

<今回のまとめ>

・男性は目の前の出来事や刺激が強いものに惹かれやすく、遠距離恋愛には向かない
・そんな男性が遠距離恋愛を始めたということは、あなたと付き合うことをプラスに感じている
・最初から遠距離恋愛のカップルは、2人でいろいろな経験を重ねることが大切
・彼が引っ越して遠距離恋愛になったカップルは、彼を支えることを最優先
・自分が引っ越して遠距離恋愛になったカップルは、広い心で彼を受け止める

(文/ゆうきゆう イラスト/寺崎愛)

※次回は10月27日(木)17時更新です!

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