安心して長く働ける! 残業30時間以下で株価が大幅に上昇している企業ランキング「2位オリエンタルランド」1位は?
就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」は、サイトに投稿された社員のクチコミデータの中から残業時間と株価上昇率の関係性を調査し、残業時間が長いほど企業の株価上昇率が高いという結果を発表しました。
平均残業時間別 株価上昇率
株価上昇率別 平均残業時間
残業30時間以下企業の株価上昇率ランキング
今回の調査では、残業時間の長さと株価上昇率に相関関係が見られましたが、一方で残業時間が短くても株価が大幅に上昇している企業も存在します。Vorkersに寄せられた平均残業時間が月30時間以下の企業の中から、2007年と2016年の株価を比較した株価上昇率ランキングを作成しました。
残業30時間以下の企業の株価上昇ランキング
第1位 日本調剤株式会社(株価上昇率/450.00%、残業21.5時間)
第2位 株式会社オリエンタルランド(株価上昇率/293.12%、残業18.1時間)
第3位 株式会社良品計画(株価上昇率/268.59%、残業22.3時間)
第4位 参天製薬株式会社(株価上昇率/191.44%、残業27.2時間)
第5位 株式会社コーセー(株価上昇率/188.74%、残業22.6時間)
※第6位以下は画像参照
※Vorkersへのレポート回答がある上場企業2,341社の2007年12月末と2016年6月末の株価終値(調整済み)及びVorkersに投稿されている「平均残業時間(月間)」を対象データとしている
ワークライフバランスを保ちながら業績を上げている企業の特徴
少ない残業時間の中で企業の業績を上げるためには、社員が自分の仕事を効率的にこなし、しっかり成果を出しているはずですよね。実際にランキング上位に入っている企業の社員は、どのような働き方をしているのでしょうか? 生の声を聞いてみましょう。
「正社員も、育児休暇取得後は、時間短縮をして勤務でき、残業の無い準社員という働き方もある。また、週3日の午前中勤務など、パート社員としての働き方もある。それぞれ、柔軟に行き来できるため、プライベートのライフイベントの変化に柔軟に対応することができる。(男性、日本調剤)」
「基本的に事前に申告すれば休暇は容易に取得できた。他の企業より休みは取りやすい印象で、社員の間でも非常に印象の良い風土として評価されていた。また、残業もこちらが無理と言えば発生しないし、了承すれば発生する仕組み。中々他の企業ではない制度だったと感じている。(男性、オリエンタルランド)」
「基本的には風通しの良い組織だと思います。わからないことがあればすぐマニュアルや情報が閲覧できますし、周りにも聞きやすいです。業務の無駄があれば意見を出してすぐに改善しようとする風土があります。(女性、良品計画)」
「旧来あった日本特有の文化から脱却しようと色々な施策を実行中。現在は、風土改革・意識改革に力を入れており、全社員がリーダーシップを発揮できるような組織にしようとしている。(男性、参天製薬)」
まとめ
月残業30時間以下で株価が上昇している企業は、風通しがよい社風で休暇も取得しやすく、それぞれのワークライフバランスに合った働き方ができるようです。社員の働きやすさを優先することで、限られた時間の中で仕事の効率アップを図っているのかもしれませんね。
(マイナビウーマン編集部)
※この記事は2016年10月11日に公開されたものです