【ダメ男バスターズ】stage11:マザコン男子
「ダメな人ばかり好きになってしまう」「ダメだとわかっていても別れられない」とダメ男からなかなか離れることができずに悶々としている読者もいるのでは？ そこで、ブログやtwitterで人気のDJあおいさんがウーマン読者に恋のアドバイス。イラストレーターのつぼゆりさんとともに「ダメ男」から脱出する“お知恵”を授けます。
ブログ「DJあおいのお手をはいしゃく」やtwitterで突き刺さりまくる恋愛アドバイスをつづり、迷える女子を日々救っている“謎の主婦”・DJあおいさんが「マイナビウーマン」についに“ご降臨”。前回の連載「狙った男の落とし方」に引き続き、今回はイラストレーターのつぼゆりさんとともに「ダメ男をバスターする（追い払う）」お知恵を授けます。11回目のテーマは“マザコン男子”です。
DJあおい（以下、「あ」）「9月なのにまだ暑いね」
ツボユリ（以下、「ツ」）「本当ですよ、こんな日は冷房のきいた室内でー……」
あ「宿題を徹夜でー……」
ツ「イヤァ!! やめてッ!!」
あ「がんばってると、扉の向こうから声がしてきてー……」
ツ「誰？」
あ「誰って、お母さんよ。おやつもってきたから休憩したら？」
ツ「本当にお母さん？」
あ「何言ってるの、お母さんよ。両手がふさがってるの、早くしてちょうだい」
ツ「うそだっ!! 本当にお母さんなら、合言葉を言ってよ!!」
あ「仕方ないわね、“マザコン男子、マザコン男子”これでいい？」
ツ「わぁ～い!! お母さんだ!!」
あ「そんなマザコン男子回です」
ツ「おやつはアイスがいいよね!!」
～今回のダメ男様～
■マザコン男子
生態：お母さんにホウレンソウ
得技：お母さんの株あげ
弱点：マザコンと言われること
好物：お母さんが認めてくれる人
攻略法
悪い意味で育ちがよすぎる、おぼっちゃま
あ「このタイプは、お母さんが完璧なんだよね」
ツ「たしかに、お母さんがしっかりしてるイメージありますね」
あ「うん。だから彼女ができても、すぐお母さんと比べちゃう」
ツ「彼女からしてみたら最悪だな」
あ「それで、お母さんみたいにできない彼女を攻撃しだす」
ツ「なんて奴だ……消えろ!!!!」
あ「そもそも、自分はどうなんだって話だよね」
ツ「消えろ……みんな消えろ!!!!」
あ「お前はできるのかと」
ツ「本当ですよ!! 自分のことは棚上げじゃないですか」
あ「なんで堂々としてられるかって言うと、このタイプはお母さんと自分をセットで考えてるんだよね」
ツ「ニコイチだと……!?」
あ「そう。セットだから自分は大丈夫、なんでもできる人。だと思ってるんだよ」
ツ「そんなのお母さんが黙っちゃいないですよ!!!!」
あ「いやいや、お母さんは喜んじゃうんだよね、かわいいかわいい息子だから」
ツ「そんなのお父さんが黙っちゃいないですよ!!!!」
あ「お父さんも放任だろうね。見て見ぬフリ……意見はしないだろうね」
ツ「そんなのご先祖様が黙っちゃいないですよ!!!!」
あ「黙っちゃいないかもしれないが、手出しもできないだろうね」
ツ「クソッ、みんなして使えないな」
あ「そうしてダメ男はできあがっていくのであった」
ツ「ダメ男の階段のぼる～」
あ「君はまだ～おぼっちゃま～さ～」
お母さんが第一、彼女は第二があたりまえ
あ「マザコンの人はお母さんを一番に考えてるから、彼女の予定なんか二の次なんだよね」
ツ「なんかこいつと一緒にいても幸せになれなさそうだな」
あ「家庭的に安定はしてるかもしれないけど、内側はドロドロかもしれないよね」
ツ「この味付けはちがう!! とか言われそう……。ストレスたまりそうだなぁ」
あ「そうそう。お母さんの味付けじゃないと!! ってね。もうここまでくると、彼の“好み”とかじゃないから。彼にとっての“正解”だから」
ツ「そっかぁ……“正解”が決まってる環境ってなんか非常にやりづらいですね……」
あ「そう!! 環境がよくないんだよ」
ツ「環境??」
あ「環境を変えるべきなんだよ。とにかく家から離れさせる!!」
ツ「家から……でもそんなことしたら恨みを買いそう……」
あ「そこをうまくできたら、このダメ男をコントロールできるかもね」
ツ「じゃあとりあえず彼をこっちに呼び込むために」
あ「うん」
ツ「“ルアーモジュール”を使います」※わからない人はスマホアプリ「ポケモンGO」をやってみよう！
あ「ほう」
ツ「……“おこう”も焚きます」
あ「ほう」
ツ「現れたら“ズリのみ”を使います」
あ「うん」
ツ「“カーブボール”で狙いを定めます」
あ「でも多分進化しないし、CP10くらいだよ」
ツ「カスかよ!! ペッ!!」
あ「博士に送りな」
ツ「でもそしたら博士がダメ男の魔の手に……」
あ「なんで博士と恋愛してんの？」
ツ「博士ピュアそう……大丈夫かな」
DJあおいのダメ男に捕まらないお知恵
ツ「とりあえずお母さんやっつけましょうか」
あ「ダメ!!」
ツ「お母さんがいるから彼は……元はと言えば……」
あ「いや、お母さんが愛情かけて育てたのはいいことじゃん」
ツ「しかしでもだって」
あ「やっぱ実家から出すしかないんだよね」
ツ「環境を変えろと」
あ「うん。自分がいかに何もできないのか、わからせるべきなんだよ」
ツ「ほう」
あ「男はちょっと汚れてるくらいがちょうどいいんだ」
ツ「雨の日の砂場……とかですか」
あ「子どもか。バックパッカーでジャングルにでも行ってこいと!!」
ツ「なるほど……危険な目にあって自分の力でなんとかしろと!!」
あ「そうだね」
ツ「でもそしたら遠距離になっちゃいますね」
あ「誰と？」
ツ「博士と」
あ「博士の話……まだするんだ」
ツ「遠距離大丈夫なタイプかな、どう思います？」
あ「博士は今上り坂。自分で壁を乗り越える時期なんだよ」
ツ「上り坂……」
あ「見守ろうよ博士を。きっと博士なら乗り越えられる。そうでしょ？」
ツ「あおいさん……!!」
あ「帰ろう。私たちの星へ」
ツ「水の星、地球へ……!!」
★次回は9月17日（土）の更新です。
（イラスト：つぼゆり）
※この記事は2016年09月10日に公開されたものです
