働かなくても生きていけるならどうする? 仕事を辞める人の割合
宝くじが当たるなど、一生働かなくても生きていけるほどの大金が舞い込んだとき、あなたはそれでも仕事を続けますか? 今回は、働く男女たちに「働かなくても生きていけるならどうするか」聞いてみました。
人生、一寸先は闇、と言いますし、明日いきなり大きな幸福が舞い込む可能性も十分あります。
例えば、宝くじが当たって、もう一生働いて暮らさなくてもいいだけのお金を得ることだってありうるのです。
でも、もし、そんな大金を手に入れたら、果たして、どれくらいの人が「仕事を続けよう!」と思うのでしょうか? その疑問を働く男女たちにぶつけてみました。
Q.もし、あなたに働かなくても食べていけるだけの収入があったら、今の仕事は辞めますか?
<男性>
「辞める」……45.4%
「辞めない」……54.6%
<女性>
「辞める」……55.4%
「辞めない」……44.6%
意外にも「仕事を辞める!」と答えた人はあまり多くはありません。男女ともに、大体半数前後が「仕事を辞める」と答えていますね。
ただ、男性に比べて女性の方が「仕事を辞める」と回答した割合が高かったです。では、それぞれの回答を選んだ理由を教えてもらいましょう。
男性の意見
まずは男性の意見を見てきましょう。
「辞める」
・「食べていけるだけのお金があれば、お金にならなくても自分の好きな仕事をしたりしたい」(29歳男性/機械・精密機器/営業職)
・「残りの人生、気ままに遊んで暮らしたい」(33歳男性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「辞めて実家に帰り自分で事業を起こす」(39歳男性/情報・IT/営業職)
自分の好きなことをしたい、という男性の意見が多く寄せられました。収入が得られるかわからないけれど、好きなことをする絶好のチャンスですからね。
「辞めない」
・「時間があり過ぎると、お金が足りなくなるので、今とは違った働き方で続ける」(38歳男性/情報・IT/技術職)
・「貯めて投資に使う。あまり辞めるべきでない」(28歳男性/人材派遣・人材紹介/営業職)
・「誰の言葉かは忘れたが『仕事は最高の暇つぶし』という言葉が最高に贅沢に聞こえるから。今は仕事が生活の糧であるが、食べるのに困らなくなった時が暇つぶしと言えるときになるのかもしれない」(32歳男性/マスコミ・広告/事務系専門職)
「仕事を辞めない!続ける!」と答えた人は若干多いようですね。お金があろうがなかろうが、働いてまだまだ稼ぎたい、という強い意志を持っている人が多いのかもしれません。
女性の意見
続いて、女性の意見を紹介します。
「辞める」
・「仕事は好きだが、クレーマー、上司などの人間関係がしんどいから」(28歳女性/医薬品・化粧品/販売職・サービス系)
・「もし他で十分な収入があったら、今の仕事ではなくてもう少し自分の興味のある仕事などに就く」(27歳女性/生保・損保/事務系専門職)
・「好きでないのですぐに辞める! 辞めたい!」(28歳女性/医療・福祉/専門職)
「すでにもう、辞めたい」という気持ちが高まっている人も少なくないようです。楽しいことがしたいから辞める、という前向きな意見はちょっと少ないようですね。
「辞めない」
・「仕事があってこそ、休暇を楽しめるし、社会との繋がりがほしい」(33歳女性/不動産/事務系専門職)
・「時間がありすぎてもダラダラするだけで毎日が終わってしまいそうなので」(30歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「仕事が大変じゃないのでたぶん続けます。人は好きなので」(29歳女性/医薬品・化粧品/秘書・アシスタント職)
仕事は、目の前の課題をただこなすのではなく、社会に貢献する、というやりがいを与えてくれるもの。そして、他者と交流する機会です。そういうものをすべて失ってしまうのは、少し寂しいですね。
「仕事を辞める」理由と「仕事を続ける」理由
女性は男性に比べ、「大金があるのなら仕事を辞めたい」と思う人が若干多いようでした。結婚や、子どもを産むことまで考えると、「嫌な仕事を続けなくても……」という思いが強くなるのかもしれませんね。
逆に、「仕事を続けたい」という男性は、大金があっても安心できない安定志向の傾向が強いようです。
いろいろな意見がありますが、宝くじを買って、発表の日まで「自分だったらどうするか」を考えてみるのも、楽しい遊びかもしれませんよ。
(ファナティック)
※画像はイメージです
※『マイナビウーマン』にて2016年7月にWebアンケート。有効回答数157件(22~34歳の働く女性)、有効回答数108件(25歳~39歳の働く男性)
※この記事は2016年09月10日に公開されたものです