「1ヶ月前」では非常識!? “退社の申し出”期間ランキング 2位「半年以上」
「もう、やってられない! 無理」と転職を決めました。でも次の就職活動、退職届、仕事の引き継ぎなど、まだまだ解決しないといけない問題が山積みです。転職をしたアラサー女性たちは、どのくらい前に申し出たのでしょう。
Q. 前社から今の会社に転職するとき、転職しようと決めてから実際に退社するまでにどのくらいの時間を要しましたか?
1位:3カ月以内……27.4%
2位:半年以上……23.85%
3位:1カ月以内……16.8%
4位:2カ月以内……14.15%
5位:6カ月以内……8.8%
6位:4カ月以内……7.95%
7位:5カ月以内……0.85%
一番多かったのが、3カ月以内で27.4%、2番めは半年以上23.85%と比較的短い期間と長い期間かかったという反対の答えになるという結果がでました。これは、どういう理由からなのでしょう。実際の回答を見てみましょう。
1位:かかった時間は3カ月以内
・「2カ月分有給を使いたかったのでさらにその一カ月前だと3カ月必要だった」(33歳/その他/クリエイティブ職)
・「求人に時間がかかるので、ちゃんと引き継いで、と考えると、早めがいいと思い3カ月前に会社に伝えました」( 33歳/人材派遣・人材紹介/販売職・サービス系)
・「次が決まってから退職の段取りをした。すべてスムーズにいったけど3カ月くらいはかかった」(30歳/機械・精密機器/事務系専門職)
・「退職時の引き継ぎに、一般的にどれくらいの期間を要するものなのかを調べたところ3カ月ほどだった。その根拠をもとにこちらで退職時期を決定、会社へ報告した」(30歳/その他/その他)
実際に退職を決めてから、事務手続き、仕事の引き継ぎ、求職には、3カ月程度かかったという意見が多いです。早く辞めたいけれど、会社や同僚に迷惑をかけずに転職するには3カ月程度必要になるようですね。
2位:半年以上時間がかかった
・「失敗しないようにじっくり決めたかったから」(33歳/自動車関連/事務系専門職)
・「少しづつ、準備をしたので。忙しくてなかなか進めれなかったのもある」(35歳/その他 /営業職)
・「いろいろ難航」(31歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「まわりに引き止められたので、ゆっくり説得していったので」(36歳/ソフトウェア/技術職)
退職するための会社との交渉に時間がかかったパターンと、転職の準備をじっくりしたパターンの2種類に分かれていました。前者の中には「退職届が上司のところでとまっていた」というエピソードも。迷惑をかけないようにと悩んでいたら半年たってしまったという声もありました。
3位:1カ月以内に決着をつけた
・「1カ月前に言えって規則だったから」(29歳/ その他/その他)
・「転職先を決める前にやめる宣言をしたから」(32歳/自動車関連/技術職)
・「辞めたいと思ったらさっさと辞めてしまったほうがすっきりするから、大きなストレスに耐えながら働くのは嫌なので」(34歳/小売店/販売職・サービス系)
・「退職後すぐに転職するつもりだったから」(29歳/電力・ガス・石油/秘書・アシスタント職)
何が何でも、一刻も早く辞めたいという人たち。イヤイヤ仕事を続けていけても、自分にもストレスが貯まるし、まわりにもいい影響を与えないのではないかと考えたようですね。でも、常識で考えて1カ月程度は必要だったのでしょう。
まとめ
転職を決めてから実際に退職するまでの時間は、業務内容や立場によってさまざまで、時間の長さは異なるものの、1)退職のための手続き、2)業務の引き継ぎ、3)次の就職活動、そのための準備にかかっています。予想していた自分の希望より時間がかかってしまうのは、会社からの引き止めに合う時、引き継ぎがうまくいかない時のようです。
転職は働く女性にとって大きな節目です。決めるときのように慎重に、次の仕事の準備をしっかりと考えたいですね。
マイナビウーマン調べ
調査日時:2016年5月25日~5月30日
調査人数:113人(22歳~34歳の女性)
※画像はイメージです
(フォルサ/岩崎弘美)
※この記事は2016年06月22日に公開されたものです