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このデートは本命? それともただの遊び? ランキングから学ぶ、男性が女性を「●●デート」に誘う意味

ぐっどうぃる博士/恋愛カウンセラー・理学博士(生命科学)

朝井麻由美

なぜ彼は私を映画に誘ったの? なぜ私の誕生日にデートをしようと言ってきたの? あなたはデートに誘われるたび、こんなふうに悩んでいるかもしれません。ここでは、ランキング形式で、どんなデートが本命で、どんなデートが遊びなのかを考察していきます。ランキングの順位と解説を読みながら、デートにおける男性の気持ちを学んでいきましょう。

本命デートランキング

第1位:女性の誕生日のデート

男性は本命でない女性もデートに誘います。それは自分のモテる度合いを確認するためであり、女性と付き合うことなく体の関係を持ちたいからです。

ですが、そのような時、本命でない女性に「つき合って欲しい」と告白されることほど怖いものはありません。それをされてしまったら、その女性を振るしかなく、その結果、相手を傷つけ自分が悪者になってしまいます。それは男性にとって大きなリスクなのです。

女性の誕生日にデートをする。これほど女性に本命と勘違いされるデートはないでしょう。もしあなたがこのデートに誘われたなら、少なくともその時彼は、あなたを本気で手に入れたいと考えると思っていいでしょう。リスクをリスクとも思わない一部の軽い男性は別ですが。

第2位:クリスマスデート

少なくとも日本において、クリスマスほど恋人同士で過ごさなければいけない日はないでしょう。誕生日と同様、この日に女性をデートに誘ったら、その女性に本気だと思われるし、この日に誘わなかったら「私との真剣な交際を考えていない」と女性に思われてしまいます。だから一年に一度のこの日にあなたを誘うなら、あなたを本当に好きだと考えていいでしょう。

ただ、気をつけることが4つあります。一つ目は、クリスマスは女性にとっても特別な日であるため、「誘ったら振られるかも」という恐怖から誘えない男性がいるということです。これまであなたの好意がなんとなく伝わっている場合なら、誘いやすいですが、そこまで親しくないなら躊躇するかもしれません。

二つ目。クリスマスは、女性と過ごさず一人で過ごすことがもっとも寂しい日でもあります。3週間以上前から彼に誘われているなら本命の可能性が高そうですが、クリスマス直前に誘われるなら、他の女性たちに断られ、寂しさを埋めるためにあなたを誘っているだけかもしれません。

三つ目。クリスマスデートといいながら、クリスマスイブやクリマス当日を含んでいないなら、本命ではない可能性が高くなります。

四つ目、たとえ彼の仕事の都合でも、会えないほど遠い距離に暮らしていても、クリスマスイブ、クリスマスに彼と連絡がつかなかったり、彼と電話などで話せないなら本命ではないかもしれません。

第3位:ディズニーランドデート

ディズニーランド、ディズニーシー、ユニバーサルスタジオジャパン(以下USJ)など、お金や時間などのコストのかかるデートに彼が誘うなら本命のデートの可能性が高くなります。多くの男性は、それらの遊園地をそれほど好きではありません。たとえ男性が「ディズニーランドすごい好きなんだよね」と言ったとしても本音とは限りません。ただ、これらの場所を多くの女性が好きということは知っていますし、男性によっては恋人や恋人にしたい女性と行くなら楽しそうと思っているでしょう。

これまで男性はリスクのあるデートを嫌うという話をしましたが、男性はコストがかかるデートも嫌いです。本命以外でそれをしたいとは思いません。この3つの遊園地は、コストのかかるデートの典型と言えるので、それなりに本命度は高いでしょう。

第4位:夜景デート

夜景デートはそれほどお金がかからないものの、それなりに時間や労力がかかっています。ですので、そのぶんだけ本命の可能性が高くなります。夜景の他にも、海、水族館、ディズニーリゾートやUSJ以外の遊園地もここに入るでしょう。

第5位:映画館デート

映画は気軽に誘いやすいデートです。また、デートにしてはそれほどお金がかかりません。告白されるリスクも振られるリスクも高くありません。ですが、その気軽さゆえに、初デートで女性に断られにくいという理由から、自分に自信のない男性が本命の女性を誘うことはあるでしょう。映画デートで女性が盛り上がっているのに、その後もずっとコストのかからないデートばかりなら、本命の可能性が低くなります。

遊びデートランキング

第1位:買い物デート

ここでの買い物デートは、男性が自分の買い物に女性をつきあわせるデートを指します。女性のために時間も労力も割いていない、つまりコストをかけていないという理由で、このデートは本命から遠いでしょう。

第2位:野球観戦デート

野球観戦デートは、男性が自分の行きたいところに彼女を連れて行くという意味で買い物デートと似ています。ですが「自分の趣味を見せたい」という意志があるため、買い物ほど適当な扱いではないでしょう。男性は、好意のある女性に自分の趣味を知ってもらいたいと思う気持ちがあります。

この手のデートは、他にも競馬、パチンコなどギャンブルもありますし、スノボ、サーフィンなど自分がするスポーツもあります。自分のワガママに彼女を付き合わせているので、彼は相手を好きにさせようと努力しているわけではありません。相手が自分のことをある程度好きだと確信していて手を抜いている場合もあるでしょう。従って、たとえその女性に好意があったとしてもそれほどテンションは高くありません。

第3位:ランチデート

コストが低く、断られるリスクも告白されるリスクも低いのがランチデートです。映画デートでも言いましたが、自分に自信のない男性が、まず手始めにランチに誘って様子を見るパターンもあるため、ランチデートだからと言って、その女性を軽く見ているとも限りません。

すべてのデートで言えますが相手の本気度を一度のデートで判断するべきではありません。あなたが本命なら、あなたが彼に好意を示せば、次からどんどんデートの格が上がっていくでしょう。一方であなたが好意をしめしても、いつまでたってもランチデートだったり、買い物デートだったりと格が上がらないなら、本命の可能性は低いです。

第4位:初詣デート

クリスマスに会っていないのに初詣に誘うのは、本命ではない可能性があります。浮気相手や、キープの女性に対して、クリスマスに会おうとしないけどその埋め合わせで初詣の約束を取り付けることはよくあります。

第5位:焼肉デート

焼肉デートのメインは会話でしょう。男性に会話で楽しい時間を過ごせるという自信があるので、女性が彼に好意があることを彼は知っていそうです。そのため、テンションがすごく高いというわけではなさそうです。なんとしてもその女性を口説き落とすという感じはないので、あいまいな関係が続くかもしれません。

見極めるポイント

以上が本命デート、遊びデートのランキングですが、これらはもちろん目安です。たとえば彼が高額なチケットを無料で手に入れたとか、お互いに同じ趣味を持っているなど様々な要素で状況は変わるでしょう。

このランキングを通して知っていただきたいのは3つです。ひとつめはコスト。彼の収入を考えた上で。、彼がお金、時間、労力をどれだけあなたにかけているのかを考えましょう。お金をかけていない場合も、労力をかけていれば、本命の可能性は高まります。

二つ目がリスクです。上で述べたように「相手に本命と思われる」というリスクと、相手に断られるというリスクですね。

三つ目は、デートの格が徐々に上がっていくか、下がっていくか、変わらないかです。それは「その女性の価値」と「その女性がどこまで手に入りそうか」で決まります。たとえ価値が高くても、その女性が確実に自分のことが好きだとわかれば、デートにかけるコストは落ちていきますし、絶対に彼女は僕と付き合わないと思えば、やはり男性はデートのコストを下げます。彼にとって価値の高い女性が、彼が頑張った分だけテンションが高まり、もっと頑張れば心を射止められるというような「手に入りそうで入らない距離」が彼の本気度を高めるでしょう。

最後に一つ。もし彼のデートにかけるコストが低くても、そこで感情的な行動はしないようにしましょう。彼にもっと好きになってもらう必要があると考え、数ヶ月をかけて価値を高めながら、場合によっては彼と距離を置き、場合によっては彼との距離を近づけるべきでしょう。そして、告白は彼にさせましょう。デートを半年続けても彼が何も言ってこない場合は、確実に本命ではないので彼を諦めることを勧めます。

(構成:ぐっどうぃる博士、朝井麻由美)

※この記事は2016年05月28日に公開されたものです

ぐっどうぃる博士/恋愛カウンセラー・理学博士(生命科学)

自身の体験と生命科学の視点から確立した、独自の恋愛理論で、多くの女性たちの支持を集める。過去にカウンセリングした女性は延べ11000人以上。恋愛や結婚に悩む女性たちに答える日本最大級の恋愛サイト『恋愛ユニバーシティ(http://u-rennai.jp)』主催。 著書に『モテの定理』『恋愛マトリックス』(ソフトバンククリエイティブ)、『恋で泣かない女になる61のルール』(講談社)など。
http://u-rennai.jp/goodwill/

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朝井麻由美

ライター・編集者。著書に『「ぼっち」の歩き方』、『ひとりっ子の頭ん中』。
Twitter:@moyomoyomoyo

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