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1万円は多い? 友だちへの出産祝いの相場を調査!

森川ほしの/OFFICE-SANGA

友だちの出産はとてもおめでたく、よろこばしいことですが、ちょっと困るのが出産祝い。祝福の気持ちが大きければ大きいほど、その金額や品物選びに悩んでしまいますよね。そこで今回は働く女性たちに、友だちの出産祝いにどの程度の金額を出そうと思うかについて聞いてみました。友だちの出産祝い金額の相場とは?

友だちへの出産祝いの相場は1万円程度?

・「1万円。赤ちゃんの肌着や服や靴下などいろいろ揃えると、それくらいかかるかなぁと」(25歳/その他)

・「5000円だと少し見映えが悪いので、余裕があるときは予算1万円でカタログとかをあげている」(25歳/学校・教育関連)

・「1万円ぐらいあればプレゼントの選択肢が広がるし、それ以上の金額を出すのは厳しいからこれぐらいが妥当だと思う」(30歳/その他/秘書・アシスタント職)

今回のアンケートでは、多くの女性が1万円以下の金額を挙げていましたので、やはり相場は1万円前後といったところでしょうか? 友だちの出産祝いとしては、2万円だと多すぎると感じる人が多いようです。

妥当な金額は5000円前後

・「5000円前後。離乳食用食器セットやエプロンなどで、5000円以内であげた。高すぎても良くないので、このぐらいかなと」(28歳/人材派遣・人材紹介)

・「5000円前後。あまり高いものを渡しても相手に気を使わせてしまうので、そのくらいの金額でベビーグッズを何点か買うようにしています」(27歳/医薬品・化粧品/専門職)

・「5000円。今流行りのおむつケーキが、大体それくらいだった」(29歳/小売店/販売職・サービス系)

5000円前後と回答した女性も多数。出産祝いを贈るということは、ある程度気心の知れた間柄だと思いますので、「気を使わせない程度の金額で」と考えて金額を決めている女性が多いようです。5000円あれば、十分いいプレゼントが見つかりそうですよね。

現金派は?

・「1万円と小物のプレゼント。自分もそのぐらい貰ったから、お返しのつもり」(31歳/ホテル・旅行・アミューズメント/秘書・アシスタント職)

・「1万円。お祝い金とお菓子とか、実用的な物とかを添えて一緒に渡すことが多いです」(31歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)

出産祝いに現金を包むという女性も見受けられました。ただし、その場合でも「現金のみ」という人は少ないようで、プレゼントを添えるパターンが多い様子。結婚祝いとくらべると、出産祝いは「品物」のイメージが強いのかもしれません。

連名なら、豪華なプレゼントが可能!

・「3千円。数人で出しあって、2万円くらいの物をプレゼントする」(29歳/医薬品・化粧品/営業職)

・「1人3~5000円で、友人とプレゼントを買う。1人で3~5000円くらいのものを買うより、何人かで買う方がカタチになるから」(27歳/医療・福祉/事務系専門職)

・「友だちと割り勘でスタイやオモチャがセットになったプレゼントをあげた。費用は約9千円で、1人あたり3千円となった」(29歳/建設・土木/技術職)

3000円だと、プレゼントを買うにしてもちょっと金額が寂しいかな……という気がしますが、複数人で持ち寄れば豪華なプレゼントが買えますね。出産祝いの金額や品物選びに迷ったときは、共通の友人に声をかけてみるといいかも。

マナー講師に聞く! 出産祝いののし袋の表書きとマナー

今回のアンケートでは多くの女性が「現金ではなく、プレゼント」と回答していたのですが、中には「現金を包む」という人もいました。みなさんは、出産祝いののし袋の書き方やマナーを、正しく覚えていますか?

マナー講師の平松幹夫先生に、出産祝いののし袋の表書きとマナーについて聞きました。

まず、出産は何度重なってもうれしい祝いごとなので、水引は『蝶結び』を使用します。そして、表書きには『御祝』と書くのが一般的ですが、『何のお祝いなのか』を具体的に表示してもいいですね。ただ、『御出産祝』とすると4文字になり、これは『死』を連想させるとして嫌う方もいるようなので、『御出産御祝』もしくは、単純に『御祝』とした方が無難かと思います(平松先生)

また、出産祝いのような慶事ののし袋では、文字を濃く書くのがマナーとのこと。

『喜びの気持ちを一杯込めて墨をすりました』ということで、本来は墨で書くのがおすすめですが、黒のサインペンでもOKです。また、のし袋に個人名ではなく『○○一同』『○○有志』と記入する場合には、袋の中に全員の名前を書いた紙を同封しておきましょう(平松先生)

全員の名前がわからないと、受け取った人がお返しをするときなどに困ります。複数名でお祝いをまとめて渡す場合は、注意したいポイントです。

まとめ

今回は出産祝いの金額や品物、またそのマナーについて紹介しましたが、贈る相手は出産を終えたばかりのママと、産まれたばかりの赤ちゃんです。お祝いの内容だけではなく、お祝いを持参するタイミングや滞在時間などについても、相手のことを思いやった行動を心がけたいですね。

(森川ほしの/OFFICE-SANGA)

※『マイナビウーマン』にて2016年4月にWebアンケート。有効回答数405件(22~34歳の働く女性)

※画像はイメージです

※この記事は2016年05月26日に公開されたものです

森川ほしの/OFFICE-SANGA

大学で美学を学び、「美とは何ぞや」生涯この問いと向き合っていくことを決意。言葉、人、恋愛、社会など、さまざまものの中にある「美」を求め、フリーライターの道へ。マイナビウーマンで恋愛、マナー、話し方などに関するコラムを担当。

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