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専門家 カップル

【ぐっどうぃる博士×朝井麻由美 彼の不可解な行動9】何度言っても女性の言うことを聞かない男性はなぜいるの?

ぐっどうぃる博士

男性と女性では脳に違いがあるために、考え方や行動が異なるとよく言われています。理解不能な彼氏の行動や、好きな男性の態度は、単なる脳の違いによるものなのか、それとも何か隠された事情があるのか? そんなわけで、オトコが本当に考えていることを知るため、おひとり様代表・朝井麻由美さんが恋愛カウンセラーのぐっどうぃる博士に疑問をぶつけます!

今回の相談者:30歳、会社員、彼氏持ち

彼氏が毎晩電話をしてくる。計画性がなく、何度言っても寝ている時間に電話をしてくるし、直す気配がない。遠距離恋愛が7年続き、先が見えないので次を探すと言っているのに、それでも毎日連絡してくる。

朝井麻由美(以下朝井):悩み相談者の彼氏は、彼女が何度注意しても寝ている時に電話をしてくるそうです。また、「2人の関係に未来が見えないから次の男性を探す」と言っているのに、それを無視して連絡をしてくる、ということですね。こういう男性の心理を教えてください。

ぐっどうぃる博士(以下博士):というより、この女性が、今の彼を作っているかもしれません。

朝井:えっ。どういうことでしょう?

■恋愛がうまくいかない女性の一部は、自分がそういう彼を作っていることに気づかない!?

博士:彼は、この相談者の女性に甘えているのではないでしょうか? 彼にしてみれば、「寝ている時に電話しないでよ」と言いながらも、電話をすれば彼女が出るわけですよね? また、次の男性を探すと言いながら、彼からの連絡にも応じてくれる。

子供でもそうですよね。母親が「おやつは買いません」と言ったとしても、駄々をこねていたら最後は買ってくれる、なんてことがあります。となると結局「おやつは買いません」というのは、「あと、2、3回駄々をこねないと買いません」という意味になってしまう。うちの子は言うことを聞かないと言いながら、母親がそういう子供を作っているわけです。

この場合も同じで、彼女がある程度今の彼を作っているかもしれません。

朝井:なるほど、確かに。それ面白いですね。

博士:この女性に限らず、恋愛がうまくいかない女性の一部は、自分がそういう彼を作っていることに気づかない。

朝井:ほかにそういう例はありますか?

博士:たとえば、男性が彼女に褒めてもらおうとしてケーキを買ってきたとします。それに対して彼女が「ケーキなんて太るじゃん。もっと考え買ってきてよ」と文句を言ったり、彼が楽しい会話をしようとしたときに「ちょっと、その話モラルが欠けていると思う。笑えない」と否定したりすると、彼は彼女を喜ばせるのが面倒になり、プレゼントも買わなくなり、楽しい話もしようとしなくなる。でも、彼女はそれに気づかず、「私の彼氏は、何もしてくれない」と言ったりする。

あるいは、すごくズボラな女性がいて、一方でその彼氏がとても几帳面だとします。彼女の部屋は散らかっていて、靴も脱ぎっぱなし、トイレやキッチンも汚れている。それに対して彼は、そんな彼女を理解できず指摘する。彼は自分が正しいと思っているから、何度言っても治らない彼女に対して、指摘が厳しくなる。彼女はその度重なる彼の指摘をモラハラだと思うとか。

どのケースもどちらか一方が100%加害者ということはないですし、彼女の行動が彼に影響を与えているので、ただの観察者でもありません。今回のケースも、彼女が彼を完全に放っておけば状況は変わると思います。

朝井:ははあ、なるほど。もしかしたら、この女性自身がなんだかんだで本心では彼と完全に縁を切りたくないと思っているような気もしますね。博士のおっしゃる通り、もう別れて次を探したいならば、完全に放っておけばいい。なのにいちいち電話に出てしまうということは、彼が離れていくのが怖くて無視できないとか、彼と結婚したいというほどではなくても、他の男性が見つからないから、彼と別れられないのかもしれません。

博士:そうですね。いずれにせよ、彼女が彼を作っている部分があり、そして、今のままでは彼は変わらないでしょう。もしも彼を変えたいなら、別れの覚悟をして大胆な行動をとらないとならないと思います。

■彼を変えたいなら、常に別れの覚悟が必要

朝井:別れの覚悟までしないとダメですか?

博士:相手に変わって欲しいなら、常に別れの覚悟が必要だと思っています。相手がしたくないことをさせるのですから。

具体的には寝ている時の電話には絶対に出ない。彼に結婚する気がないなら、彼からの連絡も無視するということでしょう。なんなら「もう結婚を待っているのは疲れた」と言って、本当に彼と別れてしまうという手段もありです。それで彼が結婚の覚悟をすることもあるでしょう。

朝井:かなり勇気のいる行動ですね。そのまま、本当に連絡をしてこない可能性も高そう。

博士:そうなったら、彼を諦めるしかない。いずれにしろ7年の遠距離には決着がつきます。彼との別れが怖いのかもしれませんが、今の状態を放っておいても、彼が良い方向に変わるとは思えません。そうこうしているうちに、彼があっさり他の女性を見つけることだってありえます。

彼を変えたいなら、彼からの恋愛感情がまだあるうちに、先ほどの行動をとることを勧めます。

恋愛が苦手な女性の中に、このような大胆な行動がとれない人が結構います。優しくすることや、彼を居心地よくすることは得意なのに、彼から離れることだけができない。彼は、彼女のその性質が分かっているから調子に乗り、その女性を理不尽な立場に置くんです。

朝井:女性が駆け引きをできず、自分を有利な立場に置けないということですね。

博士:駆け引きと言えば、エッセイストの蝶々さんが書いた小悪魔系の本や、エレン・ファイン著の『ルールズ』シリーズなんかが有名ですが、そこには「自分を大切にして、男性に媚びない」という趣旨のことが書かれています。少なくともこの相談者さんの場合は、この行動方針をとったほうが幸せになれるでしょう。小悪魔本にしろ、ルールズにしろ、あの手の恋愛指南書本が売れたのは、まさにこの悩み相談をしている女性のようなタイプが世界中にいるからだと思います。

朝井:ここまでをまとめれば、相談の男性は、この女性に甘やかされた結果、調子に乗っているのかもしれない。この男性を変えたいなら、別れの覚悟をして、彼を甘やかすのをやめる。もっと言えば、別れてしまうべきだということですね。

他にこの女性に助言をするとしたら何がありますか?

■女性の結婚・出産は大学受験に似てる!?

博士:そうですね。彼女にとって大きなお世話かもしれないけど、長期的な視点で考えることでしょう。5年後の自分がどうなっていたいのかを考えて、彼とどうすべきかを考えるべきだと思います。

とても残念なことですが、年齢とともに女性は結婚をするのが難しくなりますし、子供を産むことを考えるなら30歳のこの方に時間的な余裕はない。「どうしてもこの男性が良い」という場合でも、彼に結婚の意思がないなら、絵に描いた餅です。彼と別れるのが怖くても、別れてしまうのがベストです。

朝井:アラサーあるあるの出産リミットの話ですね。アラサー女性は耳にタコができるほどあちこちでこういう話を聞いています。

博士:そうかもしれません。ですが、これができない女性は本当に多い。

恋愛というのは、本来長期的な視点とは正反対で、目の前しか見ず、衝動的で刹那的なものだと思っています。ですが、20代後半になれば、それは命取りです。

先ほどの、駆け引きの話に少し戻りますが、相手を思い通りにしたくて尽くすことも、一方で自分を大切にして、男性に尽くさせる小悪魔本やルールズも、どちらの手法であっても、「男性を思い通りにする」という目先の目的に囚われるなら行き詰まるでしょう。

朝井:なぜでしょう?

博士:我々は人生の舵取りを自分でしないとなりません。向かう方向を決め、目的地に一貫した努力でたどり着く必要があります。アラサー女性の場合、目的地の一つは結婚や出産になることが多いでしょう。特に出産を含む結婚と出産にはタイムリミットがある。それはたとえるなら大学受験のようなものです。

高校生のときにどこかの大学に入ると決めれば、遅くとも高校2年生の夏くらいにはそのための勉強を始めないとならない。それくらいの未来を見ないとならないわけです。今日したい遊びを犠牲にして、今は特に必要とは思えない勉強をしなくてはならないわけです。

それができない女性が苦しんでいると僕は感じています。童話『アリとキリギリス』のキリギリスのような生き方をして、冬が来るのが30代後半ということです。

朝井:ですが、結婚は“努力すれば必ず結果が出る”というものでもないですよね。大学受験は、努力して勉強すれば、基本的にはやった分だけ結果は出ますが。

博士:いえ、結果は出ます。大学受験のように模擬試験をして、受かりそうな大学を見つければ受かると思います。結果が出ないのは、いわば、模擬試験の判定を無視して、自分の実力では届かない高いところを目指したり、自分に合っていない大学を目指した場合でしょう。浪人になる人もいるかもしれませんが、自分の実力を理解して努力を続ければ、何年か先には結果がでます。そういう意味でも大学受験に似ています。

もちろん僕は「結婚しない」という選択肢も含んでこの話をしています。ただその場合も長期的な視野に立つべきでしょう。長期的な目標が決まれば優先順位が決まります。その目標にたどり着く邪魔となる優先順位の低いものを捨てることも大切でしょう。

朝井:でも、まあ、私は、どんな人生になっても自分が“納得”していることが最も大事だと思っています。ですので、アリのような人生が正解で、キリギリスが不正解、という話ではなく、キリギリスのような人生を楽しみたい、と自分が納得した上で自分の意志で決めたのであれば、それはそれでいいと思います。

博士:まあ、そうですね。その意見に完全に賛成です。ただ、キリギリスの多くは、朝井さんが今おっしゃったところまで考えていない人が多いと感じます。

実際に、アラサーの時期をキリギリスで過ごした結果、アラフォーになって苦労している先輩の女性たちを見ると、どうしても言ってしまいますね。

【まとめ】

1)ダメな男性を女性が作っていることはよくある。
2)恋愛において、どちらかが一方的に被害者だったり、相手に関わりのない観察者であることは少ない。
2)ダメな男性を女性が変えるには、女性が男性への接し方を大きく変える必要がある。
3)男性を変えるには、その男性との別れの覚悟が必要。
4)5年後の自分を見据えて、優先順位を決め。その上で目の前の問題に対処すべき。
5)自分の目標のために、それ以外を諦めるという覚悟が重要。

(構成:ぐっどうぃる博士、朝井麻由美)

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