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【ハーブセラピー】慣れない環境で疲れてない? 新生活のストレスを癒すには“香り”がカギ!

中澤小百合

毎日忙しく働いている女性なら、ストレスがたまってしまったり、体調が悪くなってしまうことってありますよね。健康でいるために、体にやさしい方法で不調を整えていきたいと思いませんか? そんな女性たちの気になる不調別に、ハーバルセラピスト・中澤小百合さんがオススメの「メディカルハーブ」を紹介してくれます。日々の生活に取り入れてみて♪

こんにちは。ハーバルセラピストの中澤小百合です。桜の花も咲き、春がやって来ましたね! 4月から環境が変わって新生活がスタートしたという方もいるのではないでしょうか。新しい毎日にワクワクする一方で、慣れない仕事に携わるようになったり、人間関係に変化があったりすると、ストレスを感じることもあるかと思います。ということで、オススメのハーブをご紹介している連載第3回のテーマは、「新生活のストレス」です。

新生活のストレスにオススメのハーブは?

適度なストレスは向上心を刺激して、人を成長させてくれますが、過剰なストレスは体への負担になり、不調につながってしまうことも。胃腸の調子が悪くなったり、眠れなくなったり……。そうなる前にセルフケアで上手に緩和してあげることが大切です。ストレスを癒すのにオススメなのは、鎮静作用を持つハーブ。今回ご紹介するのは以下の4つです。

(1)ジャーマンカモミール
(2)ラベンダー
(3)リンデンフラワー
(4)レモンバーム

ジャーマンカモミール

リラックスさせるハーブの代表と言えるのが、リンゴのような甘い香りのジャーマンカモミール。世界でもっとも親しまれているハーブのひとつで、ピーターラビットの童話にも登場し、ヨーロッパでは家庭の常備ハーブとして身近にある存在です。心身をリラックスさせるとともに、消炎作用、体をあたためる作用、胃腸の調子を整える作用など、心と体の両面から働きかけてくれる万能ハーブです。

ラベンダーは、その香りと可憐な花で古くから親しまれており、高ぶった心を鎮めてリラックスを促し、心地よい眠りに誘ってくれると言われています。アロマの精油としても有名ですが、ハーブのほうがよりやさしく香る穏やかさが魅力です。

リンデンフラワーは、精神的なストレスを緩和するすぐれた鎮静効果があると言われています。イライラして落ち着かないときにもオススメ。甘い香りで心身の緊張を和らげ、安眠のハーブとも呼ばれています。

レモンバームは、緊張や不安を和らげてくれるとともに気持ちを明るくしてくれる作用も持つと言われています。レモンのようなさわやかな香りで飲みやすく、ほかのハーブともブレンドしやすいハーブです。

<新生活ストレスにオススメのハーブまとめ>

ジャーマンカモミール
科名:キク科
主要成分:精油、マトリシン、フラボノイドなど
主な作用:鎮静、鎮痙、鎮痛、消炎、健胃など
※秋の花粉症と呼ばれるブタクサやヨモギなど、キク科アレルギーの方は注意が必要。アレルギー症状が出る可能性があります。
※妊娠中は使用量に注意。

ラベンダー
科名:シソ科
主要成分:タンニン、クマリン、フラボノイドなど
主な作用:鎮静、鎮痛、抗菌など
※妊娠中は使用量に注意。

リンデンフラワー
科名:シナノキ科
主要成分:フラボノイド、アラビノガラクタン、タンニン、精油など
主な作用:鎮静、鎮痙、発汗など

レモンバーム(別名:メリッサ)
科名:シソ科
主要成分:精油、ポリフェノール、タンニン、フラボノイドなど
主な作用:鎮静、抗うつ、神経強壮、消化促進など

(文:中澤小百合、イラスト:奈良恵)

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