【お得な自治体8】三鷹市は公立で小中一貫教育が受けられる！

作成: 2016.03.25

知っていますか？　自治体によって助成金や補助金といった手当ての中身や額、またサービスは大きくちがいます。引っ越しを考えるときに、将来結婚、妊娠、子育てなどが控えた女性にとっては抑えておきたいポイントですよね。東京とその近郊地域の自治体のサービスで、アラサー女性が気になる部分のみをピックアップしてご紹介。

今回の『【お得な自治体さがし】　東京＋αの地域別　もらえるお金とサービス』は、23区外を初ピックアップ！　「緑と水の公園都市」三鷹市です。その名の通り、井の頭公園や三鷹の森ジブリ美術館があり、玉川上水も流れていて、緑と水に恵まれた憩いの場も多いです。また、太宰治、山本有三など多くの文学者が住んでいたという文化の高い環境で、教育にも力をいれている自治体です。

三鷹市の助成、サービスの特色

●小中一貫教育が受けられる

三鷹市は、小中一貫校を平成18年に導入しました。小学校と中学校が一体の学校施設になっているのではなく、小学生は小学校に、中学生は中学校にそれぞれ通います。ですが、教員が中学校と小学校を兼務していて、中学の先生が小学6年生に教えたり、小学校の先生が中学授業のフォローをしたりして、不登校の問題になっている「中1ギャップ」※の解消に取り組んでいます。それだけでなく、小学生と中学生といった垣根を越えた縦の交流が生まれますし、カリキュラムを9年間通して考えられるので、さまざまな教育的取り組みが可能となっているのも特徴です。

※中1ギャップ：中学になって、勉強が急に難しく感じてしまい、ついていけなくなる。

三鷹市に住むのにオススメな人

●公立で、できる限り質の良い教育を受けさせたい人

これから結婚を考えている人には、ちょっと気が早いかもしれませんが、地域で子どもの教育に取り組んでいるコミュニティ・スクール活動など、私立へ入れるほどではないにしても、子どもの教育を重視したい人にはとてもいい環境です。先述の小中一貫教育もそうですし、小中学校の光ファイバー回線によるインターネット接続率やデジタル教科書の整備率は100%で、自治体の教育への姿勢がうかがえます。赤ちゃんのお誕生祝いに苗木をくれたり、保護者や地域住民のボランティア活動も盛んで、地域で子どもを育てていこうという温もりのある環境を感じさせます。腰をすえて子育て、その先の学校教育までしっかりしていきたい方にオススメです。

三鷹市基本情報

●主要駅

三鷹、井の頭公園、三鷹台など

●家賃相場（順位は都内で高い順）

ワンルーム：6.66万円（22位、市部では2位）
2LDK：14.40万円（19位、市部では2位）
※市部で家賃が一番高いのは武蔵野市

●物価（メインスーパーの商品価格）

スーパーは駅の近くよりも、住宅地の中にあります。価格帯は安め。
商品の参考価格：牛乳（1L）：199円／食パン（6枚切り）：155円／たまご（10個）：227円、トイレットペーパー（12ロール）：279円
※サミットストア三鷹台団地店（3月16日現在）
※価格は本体価格

三鷹市で受けられる助成やサービス

●住まい

特になし

●女性の健康

・子宮頸がん検診……20歳以上の人は毎年、頸部のみなら自己負担500円で、頸部及び体部なら自己負担1,000円)で受けることができる。
・乳がん検診……30歳以上の人は毎年自己負担1,000円で受けられる。
・胃がん集団検診……バリウムを飲んでの胃部レントゲン撮影。30歳以上は自己負担500円で受けられる。