最も良質な睡眠をとっているのは40代と判明。恋人の有無で歩く距離が変わる!?
ドコモ・ヘルスケアは、3月31日を「体内時計の日」と制定。「WM(わたしムーヴ)」、「ムーヴバンド2」利用者の10代以上の男女を対象に、基本属性や生活習慣などについてアンケート調査を実施し、みんなの「からだデータ」白書2016としてまとめた。回答者数は1,923名。睡眠に関する分析・監修は医学博士で東京睡眠医学センター長の遠藤拓郎先生。
15分睡眠するといい!? 寝不足の日を乗り切るテク4選まず、就床時間と起床時間を年代ごとに調査した。すると睡眠中に中途覚醒する割合が最も少ない、つまり理想的な睡眠がとれている年代は40代という結果となった。遠藤先生によると良質な睡眠をとる条件として「体力がある若年層である」「睡眠時間を取りすぎていない」ことが挙げられるという。40代といえば仕事や子育てなどで一見忙しい年代だと考えられるが、一方で睡眠に大切な時間帯をおさえた生活リズムを送り、短時間集中型の良質な睡眠をとれていることがわかった。
次に、平日と休日の就床時間と起床時間を調べたところ、男女ともに休日の方が多くの睡眠時間をとっており、中でも女性は平均15分ほど長く寝ていることがわかった。中途覚醒時間で比較すると女性の方が短く、男性より質の良い睡眠がとれていることがわかる。遠藤先生によるとこれは“若返りホルモン”とも呼ばれる女性ホルモンによる影響が大きく、男性に比べて実年齢より体も若く、中途覚醒が少なく眠ることができるという。
また、活動に関する調査も実施した。恋人の有無で1日の平均移動距離を比較したところ、恋人なしの人のほうが1日あたり0.3km多く歩いている結果となった。
続いて出身地別に平均移動距離を比較すると、1日あたり0.4kmの差が生じた。しかし、東京と大阪の居住者で比べるとわずか0.1kmとなり、出身によっての地域性があるかもしれない結果となった。
年収別で平均消費カロリーを見ると、年収が高いほど消費カロリーが多い傾向となり、一番高いグループと低いグループとでは1日40kcalの差があった。これはラジオ体操約2回分の消費カロリーに相当する。年収の高い人は健康意識が高いという可能性も示唆される結果となった。
(フォルサ)
※この記事は2016年03月25日に公開されたものです