いくらの年収の彼で女は専業主婦を目指すのか 結婚のお金っていくら必要?
日本の景気がよかった頃、女性の寿退社は珍しくありませんでした。毎年上がっていく旦那さんの年収で一家が不自由なく暮らせる時代がありました。時代は変わり、今はそうは言っていられない世の中、専業主婦を夢見ていても、現実的には無理!という家庭も多いようです。女性は相手の男性がいくら以上の年収なら専業主婦を目指すのでしょう。社会人の女性に聞いてみました。
専業主婦になってもいい相手の年収ランキング
Q.結婚相手の年収が最低いくらだったら専業主婦になってもいいかなと思いますか?
1位 500万円以上600万円未満……12.8%
2位 700万円以上800万円未満……10.6%
3位 600万円以上700万円未満……10.4%
4位 400万円以上500万円未満……9.8%
5位 1,000万円以上1,200万円未満……8.7%
6位 300万円以上400万円未満……7.9%
7位 200万円以上300万円未満……4.6%
8位 800万円以上900万円未満……4.1%
9位 900万円以上1,000万円未満……3.5%
10位 2,000万円以上……2.7%
11位 1,200万円以上1,500万円未満……1.9%
同率11位 1,500万円以上2,000万円未満……1.9%
着外 専業主婦にはなりたくない……21.0%
そもそも専業主婦にはなりたくないと回答する人が多い一方、500万円前後の年収であれば専業主婦を検討するという意見も多いようです。上位のそれぞれの理由を見てみましょう。
1位 500万円以上600万円未満
・「毎月の生活費を除いてもまだ余裕があるので」(31歳/その他/販売職・サービス系)
・「貯蓄までを考えるとこのくらいは欲しいと思うので」(26歳/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)
・「経験者の周りがそういうので」(29歳/食品・飲料/販売職・サービス系)
贅沢をしなければ問題なく生活していける金額だと考えている人が多いようです。単純計算で月に45万円~50万円ですから、よほどな大家族とならない限り、ある程度の貯蓄も見込めますね。地方に住んでいるか首都圏に住んでいるかで感覚がわかれる金額かもしれません。
2位 700万円以上800万円未満
・「専業主婦の仕事をお金で買えそうな金額のため」(33歳/その他/その他)
・「子供ができたときのことを考えるとそれくらいあると安心」(31歳/情報・IT/技術職)
住む場所や食べ物、衣類にこだわり、子供の教育にもお金をかけたいとなれば先ほどの金額では少々不安かも。専業主婦として上質な生活を目指すなら、このくらいの年収はほしいところですね。
3位 600万円以上700万円未満
・「平均的な女性正社員の年収の倍以上という感覚。こんなに稼いでる人も少ない気がするが……」(31歳/その他/その他)
・「2人分近くの収入があれば専業主婦でも諦められる」(32歳/小売店/販売職・サービス系)
ある程度の生活水準を維持するなら、やはり自分の年収の倍は必要という意見です。人は一度生活水準を上げてしまうとなかなか下げることは難しいものです。加えて子供も生まれることを考えると…… このくらいの金額は妥当かもしれませんね。
4位 400万円以上500万円未満
・「夫婦だけなら、これぐらいでやっていけると思う」(30歳/その他/販売職・サービス系)
・「地方なのでこれぐらい稼いでる人はそんなにいないと思う」(34歳/その他/その他)
一概に「年収いくら」といっても、その価値は地域によっても違います。地価や物価も違うので、これくらいの金額でも十分という家庭もあるでしょう。あとは家計を担う専業主婦の腕にかかっています。
専業主婦にはなりたくない
・「収入を相手に頼るようなリスクは負えない」(27歳/医療・福祉/専門職)
・「相手がどんなに稼いでいても、社会の中で自分の居場所を持っていたい」(34歳/その他/技術職)
・「自分の趣味に使えるお金が欲しい」(34歳/医療・福祉/その他)
そして一番多かったのが、専業主婦にはなりたくないという意見です。家庭の収入源を一本にすることに対する不安もさることながら、自己実現のために仕事は続けていきたいという女性が多いようです。
まとめ
結婚して主婦になることこそが女の幸せという価値観がすべてではありません。仕事を続けるにしても専業主婦になるにしても、自分の理想とする未来像をしっかりと見据えることが大切です。家族のためにも自分のためにも、ベストな選択をしたいものですね。
(ファナティック)
※画像はイメージです
※マイナビウーマン調べ(2016年1月にWebアンケート。有効回答数371件。22歳~34歳の社会人女性)
※この記事は2016年02月25日に公開されたものです