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もっと一緒にいたいのに! 男性が彼女より友人などを優先する理由~男の生態を知るQ&A vol.3~

ヤマダケイコ/六識

石井希尚

「サッカーの試合の人数が足りなくて」「同僚との飲み会が急に入って」と、デートの約束を頻繁にキャンセルする彼。「友だち付き合いも大事だから」と言われるけど、それって私との約束より大事なこと? そんな彼女より友人を優先してしまう男性の心理について、結婚・恋愛問題のカウンセラー、石井希尚さんにお話を伺いました。

男性は“彼女”の関係になると、興味の対象が変わる

石井さんによると、「彼女より別の用事を優先する」という心理は、男性の征服欲や獲得欲が大いに関係しているんだとか。

「征服欲や獲得欲は、目標達成志向につながります。意中の女性と付き合うことが一番の目標だったときは、その女性と会うことが最優先。友だち付き合いも悪くなっていたはず。でも、いったん彼女として獲得したら、彼にとって目標は達成。満足して次の目標に目が向くんです。たとえば、仕事の付き合いに行くとか、友人との時間をエンジョイするとか。だから、ある程度は仕方がないと思いましょう」

男性にしてみれば、たとえ一緒にいる時間が以前より減ったとしても、「会ってはいるし、会えないときは理由を言っている」から、彼女をないがしろにしている気はないのだそう。

「しかも、彼女が彼に文句を言わなければ、“2人の関係はうまくいっている”、と男性は勘違いしやすいんです」

デートまでマンネリ化してきたら、黄色信号!?

ただ、約束をキャンセルされるだけでなく、デートの場所がいつも同じ喫茶店だったり、だらだら過ごして話が弾まなかったりするようなら、「彼との関係を見直したほうがいい」と石井さん。

「彼は“彼女がいる”という既成事実に自分だけ満足し、いわゆる“釣った魚にエサをやらない”状態。彼女のメンテナンスがおろそかになっています。ないがしろにされてしまっている状況を“仕方がない”と思うか、“改善を望む”かは、自分と彼とが今後、どんな関係を築きたいかによるでしょう。

ただ、恋愛をしいだけとか、彼がいるという状態を願っているなら、現状維持でもいい。でも彼との関係を長く続けたい、結婚まで視野に入れている、というのであれば、不満を溜め込むだけではなく、自分の気持ちを理解してもらう努力をしたほうがいいですね」

彼に自分の気持ちを理解してもらうためにも、まずは、彼が“自分と向き合う気持ちがある人かどうか”をたしかめることは大切なのだそう。

「彼に、女性心理が書かれた本を『読んでみて』と渡してみる。それが直接的すぎるようなら、自分が好きなマンガや映画のDVDを渡してみてもいいです。彼が興味のない分野でも『彼女が薦めてくれたから見ようかな』と思ってくれるようなら、自分との関係を真面目に考えてくれる人。『こんなもの興味ないよ』と頭から否定するようなら、自分との真剣な関係は期待できないですよね。また、退屈なデートが続いていたら、自分からリクエストをする。それをできるだけ聞いてくれるかどうか。要は、彼女の会話、発言、興味関心事に、理解を示そうとしてくれる人なら、大丈夫ということです」

約束のハードルは、低めに設定を

仮に、彼が自分と向き合ってくれるタイプだった場合、『もう少し自分との約束や、自分と過ごす時間を大切にしてほしい』と、さり気なく伝えたほうがいいとか。

「くれぐれも『私と友だち、どっちが大事?』、『一緒にいてもつまらないわ』など、直接的に断罪しないこと。彼がプレッシャーに感じてしまいます。また、彼にうまく気持ちを伝えられても、期待値は低めにしておきましょう。彼と『月4回会おうね』と約束したとしても、自分の中では実際は『月3回でもいいかな』くらいにゆったり構えておく。そうすれば、お互い不満や重荷を感じることは少なくなりますよね」

さいごに

「彼にとっては、友人との遊びや仕事の付き合いも重要事項。彼女をないがしろにしているわけではないことを理解してあげて。ただし、自分の不満がつのってくるようなら、彼にさり気なく気持ちを伝えて、改善してもらう努力を」

(ヤマダケイコ/六識)

※この記事は2016年02月17日に公開されたものです

ヤマダケイコ/六識

お酒とコーヒーをこよなく愛するエディター&ライター。主に美容、カルチャーの企画を手がける。インタビュー好きで、特に記事にしづらい脱線話が大好物。将来は、故郷の名産・干物を絶妙の焼き加減で提供する“干物Bar”を開店し、サラリーマン&サラリーウーマンの愚痴を聞くのが夢。

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石井希尚

1965年、東京都生まれ。
米国で自ら体験し学んだプリマリタル(結婚前)カウンセリングを日本に持ち帰り広めた第一人者。自信が経営するカフェ「KICK BACK CAFE」にて、結婚・恋愛問題を中心に、現在まで1600組以上のカップルをカウンセリング。またカウンセラーのほか、ミュージシャン、牧師、作家と多岐にわたって活躍。ベストセラー『この人と結婚していいの?』など著書多数。

著書『この人と結婚していいの?』

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