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1円でも多くほしい!? “ボーナス査定”のためにアピールしたことはある?

宇田川ノリコ

ボーナスの金額が気になりはじめる12月。1年の最後にとびきりの笑顔になれるのか、それとも……。冬の楽しみのひとつでもある、ボーナスの金額を決める査定で、上司への「アピール作戦」は果たして有効なのでしょうか。気になるみんなのボーナス査定について、アンケートで聞いてみました。

◆ボーナス査定のためにアピールしたことはありますか?

「ある」と答えた人が約7%と、9割以上の人がボーナス査定のためのアピールをしたことがないという結果に。「ない」と回答してくれた人からは、「アピールしてもムダ」「完全に営業成績だけで査定される」「アピールのチャンスがない」「そもそもボーナスがない」という声がありました。「ある」という人からは「査定シートに記入」のほか「上司に直談判」という声も。

[回答者数:254(1年目=4.7%、2年目=4.3%、3年目=4.7%、4年目=10.2%、5年目=9.8%、6年目=14.6%、7年目=16.9%、8年目=8.7%、9年目=11.4%、10年目以上=14.6%、その他=0.0%)/『マイナビウーマン』調べ。2015年10月にWebアンケート、22~34歳の働く女性]

Q.そう答えた理由やエピソードがあれば具体的にお答えください。友だちから聞いた話でもかまいません。

■ほんのちょっと評価を盛った

・「やったことを少し大げさに言った」(学校・教育関連/クリエイティブ職/9年目)
・「アピールというよりは自己評価をPCで入力する際に高めに答えたことはある」(自動車関連/事務系専門職/8年目)

■アピールする行為が嫌い

・「いやらしく感じる」(電機/技術職/7年目)
・「媚を売っているようで嫌だから」(医療・福祉/専門職/11年目)

■完全成果主義なのでアピールは不要

・「営業成績でボーナス額が決まる仕組みで、アピールしてもボーナスは増えないから」(生保・損保/営業職/10年目)
・「アピールしても成果主義だから関係ない」(学校・教育関連/事務系専門職/9年目)

■直談判で臨む

・「成果の評定をするときに上司に面談でアピールした」(情報・IT/技術職/11年目)
・「目標をクリアしたら、ボーナスアップしてほしいと言ってみたことがある」(医療・福祉/専門職/12年目)

■アピールしてもムダ

・「どうせいい成績をあげても、たいしてボーナスに影響はないから」(金融・証券/事務系専門職/6年目)
・「ボーナスの額はアピールしても変わらないから」(団体・公益法人・官公庁/事務系専門職/6年目)

■自分の評価アピールはここ!

・「残業を増やして仕事の成果を出すようにしてアピールした」(医療・福祉/専門職/10年目)
・「前の会社が飲み会の幹事も査定になったので、アピールした」(人材派遣・人材紹介/秘書・アシスタント職/8年目)

■ボーナスという制度がない

・「アピールしたところで、ボーナスがそもそも出ない」(機械・精密機器/秘書・アシスタント職/8年目)
・「ボーナスなんてない!」(学校・教育関連/事務系専門職/9年目)

■上司の評価がいつも正しいのでアピールしない

・「しなくても、日ごろの勤務態度をちゃんと見ていてくれる上司だから」(医薬品・化粧品/事務系専門職/10年目)
・「普通に仕事をきちんとこなしていれば見ている人はきちんと見ていると思っているので」(情報・IT/営業職/7年目)

■もうあきらめています

・「アピールしても評価は変わらないです」(医薬品・化粧品/秘書・アシスタント職/1年目)
・「アピールしても変わらない」(ソフトウェア/秘書・アシスタント職/3年目)

■自己評価シートに記入する

・「ボーナス前に社内ウェブで自己評価シートを提出するので、こんな仕事をしましたとアピールして査定してもらう」(金融・証券/販売職・サービス系/10年目)
・「面談前に自己アピールシートの提出が義務なので、前回の業務内容と比較して変更や精度向上が見られるものを記載している」(小売店/事務系専門職/10年目)

筆者も会社員だった時代に、ボーナス査定がありました。営業の数字を持っている部署は、営業成績をベースとした査定でしたが、筆者が属していたのは編集部門で、成果を数値化するのが難しい部署でした。ですので、査定シートは「ちょっと盛る」、面接では「言わなきゃ損」という気分で臨んでいました(笑)。

アンケートを読んでいると、「アピールしても関係ないからしない」という意見が多くありました。筆者自身もアピールして、それが叶ったことはあまりなかったので(涙)、気持ちはすごくわかります! でも査定に反映されなくても、「自分の働く姿勢」を上司に伝えることはできますよね。長い目で見ると上司が自分のことを深く理解してくれるいい機会にもなりそう。来年あたりの査定がアップすれば……そんな気持ちで臨むといいのかもしれません。
(text:宇田川ノリコ)

※この記事は2015年12月11日に公開されたものです

宇田川ノリコ

地方出身で、東京暮らしも10年を超える。興味があることには猪突猛進型。2014年ブラジルワールドカップを見てサッカーにはまる。スペイン・リーガのファンになりスペイン語の勉強を開始。いつか選手のインタビュー記事を書くことを夢見ている。好きなテレビはお笑い番組。趣味は旅行で、最近は長期休暇がとれないため、もっぱらアジアへの旅。食べることが好きで「おいしいものを食べたい、でもダイエットしなきゃ」は永遠のテーマ。

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