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心の傷が消えない……。両親の不仲や離婚が子どもに与えた影響3選

ファナティック

こども結婚するときには絶対に離婚なんてしないし、幸せで笑顔の絶えない家庭をつくろうと決心するのは誰でも同じ。でも、さまざまな理由で離婚を余儀なくされることだってありますよね。今回は、幼い頃に両親の不仲・離婚などを経験したという女性のみなさんに当時の心境やエピソードを語っていただきました。

Q.幼い頃に、両親の不仲や別居・離婚を経験されたことはありますか?

「はい」15.1%
「いいえ」84.9%

2割弱の女性が子どもの頃に両親が不仲だったり、離婚や別居をしたという経験があるようです。では、その経験で自分の性格や考え方がどんな風に変わったと思うのか詳しく聞いてみましょう。

人を信じられなくなった

・「人は信用できないもんだな。と思った」(32歳/食品・飲料/販売職・サービス系)

・「何となく他人に対する信頼度は薄いかもしれない」(32歳/不動産/専門職)

・「男の人に頼ってはダメだなと思った。自立した女性として、何があっても動じない強さを持つ」(27歳/建設・土木/事務系専門職)

結婚したからといって男性に頼ることはできない、離婚や別居となったら女性は圧倒的に不利だから自立していないとダメだと思った女性もいるようです。愛し合っていたはずの二人が簡単に離婚したり別居したりというのを見ていると、人のことは信用しちゃダメだとも思うようですね。

精神的に不安定になった

・「両親の夫婦げんかがすごかったときが一時期あった。そのせいで、人に対して激しい感情を持つことを嫌悪するようになった。おかげで人と衝突しにくい人間になったが、自己主張は下手になった」(33歳/医療・福祉/専門職)

・「かんしゃくを起こすことがあるため、その光景を見て気持ちが不安になったりしていた。今でも後ろ向きな感情が大きい」(31歳/食品・飲料/販売職・サービス系)

・「母が宗教にはまったり精神的におかしかった上、父は浮気をしていた。両親のいさかいが絶えず、いまだに壁越しに人が話している声を聞くと落ち着かないし、不倫や浮気ものの話や宗教は大嫌い」(31歳/その他/その他)

子どもにかまわず、大声で怒鳴り合う両親を見ていて精神的に不安定になったことがあるという女性もいるようです。人がケンカしていたり、自分自身が感情的になることに嫌悪感を抱いてしまうのでできるだけ感情を抑えるようになったことで、自己主張できなくなったり、悲観的な気持ちを持ちやすくもなるみたいですね。

反面教師にしようと思った

・「やはり自分は離婚しないような相手を見つけたい。と思いました」(27歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)

・「一度だけ両親が大げんかをしたことがあり、それを強烈に覚えているので、もし結婚して子どもができたら、子どもの前でケンカはしてはいけないなと思う」(29歳/学校・教育関連/専門職)

・「結婚に慎重になった」(28歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

両親の姿を見て「自分が結婚したら、子どもの前ではケンカしないようにしよう」「離婚しないような相手を見つけよう」と反面教師にしようと決意した女性もいるみたいです。結婚すること自体に慎重になってしまう人もいるようですが、自分も両親のようになったらどうしようという不安が大きいのでしょうね。

子どもの頃に両親の離婚などを経験すると、父親か母親のどちらかに嫌悪感を抱くだけでなく、人を信用できなくなったり、人の顔色をうかがうような性格になってしまったりということは珍しくないようです。もちろん、どうしても上手くいかなくなって離婚したり別居したりということはどの夫婦にもあり得ることですが、子どもの心にどれだけ大きな影響を与えるかをしっかり理解してケアすることが大事。自分が親になったときには両親を反面教師にと心に決めた女性の気持ちがよくわかるという人も多いのではないでしょうか。

(ファナティック)

※画像は本文と関係ありません

※『マイナビウーマン』にて2015年11月にWebアンケート。有効回答数192件(22歳~34歳の働く女性)

※この記事は2015年12月01日に公開されたものです

ファナティック (編集プロダクション)

2011年10月創立の編集プロダクション。マイナビウーマンでは、恋愛やライフスタイル全般の幅広いテーマで、主にアンケートコラム企画を担当、約20名の女性ライターで記事を執筆しています。

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