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あがり症は必見! 話し方講師が教える、簡単にできる人前で上手に話すコツ

森川ほしの/OFFICE-SANGA

結婚式でのスピーチ、配置換えの際の自己紹介、職場でのプレゼンなど、人前で話す機会は意外と多いですよね。そんな場面でビシッと決められたらカッコいいですが、「人前で話すのは苦手」と感じている人も多いのでは? そこで今回は、人前で上手に話すためのコツを働く女性たちに聞いてみました。

どこを見て話せば良いの?

・「前を見るけど、緊張するので実際人の顔は見ない」(29歳/商社・卸/事務系専門職)
・「目を見ると緊張しやすいので、目線を少しずらす」(23歳/医療・福祉/専門職)
・「人のおデコのあたりを見て話す」(27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「会場をしっかり見まわす」(32歳/学校・教育関連/営業職)

普段の会話では人の目を見て話せても、大勢の人の前に出ると急に聞き手と目を合わせるのが怖くなったりしますよね。筆者も、聞き手と目が合った途端、言葉が出てこなくなった経験が。少し目線をずらして、おデコのあたりを見るという方法、ぜひ試してみたいです。

とにかくゆっくり、大きな声で

・「深呼吸をして、間を取る」(27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「大きく息を吸って、ゆっくりしゃべる」(33歳/建設・土木/技術職)
・「ゆっくりでいいから、きちんと頭の中で整理してから言葉を発する」(33歳/小売店/販売職・サービス系)
・「まずは大きな声を出すことを意識する」(29歳/生保・損保/販売職・サービス系)

この、「間を取って、ゆっくり話す」というのが、なかなか難しいんですよね……。緊張すると、どうしても早口になりますし、間が空くと焦ってしまいます。深呼吸をはさむというのは、良い方法かもしれませんね。気持ちを落ち着けることができそう。

秘訣は事前の準備にあり!

・「話す練習をする」(33歳/情報・IT/技術職)
・「内容をしっかり理解して、イメトレする」(33歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「事前に何を話すか箇条書きにしておく」(26歳/情報・IT/事務系専門職)
・「人は自分を見ていないと、自己暗示をかける」(26歳/団体・公益法人・官公庁/営業職)

きちんと事前準備をしておけば、それが自信につながります。人前に出るとどうしても緊張してしまうという人は、イメージトレーニングやシミュレーションをできるだけたくさんしておくと良いかも。「たくさん練習したから大丈夫」「誰も自分なんて見ていない」と自己暗示をかけておくことも、大切なポイントです。

見栄を張らない!

・「『別にこの人に嫌われても死にはしない』と言い聞かせると、余計な見栄や緊張感が取れてちょうど良くなる」(28歳/生保・損保/事務系専門職)
・「自分のことは何の興味も持たれていないと思って、自然体で話す」(29歳/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)
・「わかりやすいことばで話をする」(28歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)

人前で話しをするときには、自分を「かっこよく見せたい」と思うもの。しかし、それが緊張の原因なのかもしれません。たしかに、自分が聞き手のときは、話している人が多少間違っても、言葉に詰まっても、別に気になりません。そう思えば、ちょっとは気が楽になるかも?

専門化に聞く、人前で話すときのコツ

話し方教室を主宰する、話し方講師の栗原君枝先生にも、人前で話すときのコツを聞いてみました。

「『大勢の人の前に立っている』ということを意識しすぎると、緊張感が高まります。大勢を相手にしていても、『1対1』という感覚で話すよう心がけてみてください。聞き手の中には、自分の話を熱心に聞いてくれている人がいるはずです。まずはそんな聞き手を一人見つけて、その人に語りかけるように話すと緊張感が和らぎます」(栗原先生)

さらに、こんな裏ワザも。

「最初に『あがり症なので、お聞き苦しい箇所があるかもしれませんが……』と、あえて自分から緊張していることを宣言してしまうのも一つの方法です。人前に出ると声が震えたり、汗をかいたりしますよね。そして、それが恥ずかしいと思えば思うほど、緊張感が高まります。

その悪循環を断ち切るためには、開き直るのが一番。『ちょっと緊張で、汗が……』と言ってハンカチを取り出し、汗を拭っても良いのです。人前で緊張するのは、誰だって同じ。開き直って宣言してしまえば、案外気持ちが楽になるものです」(栗原先生)

筆者も、人前で話すのは大の苦手。以前、友人の結婚式でスピーチをしたのですが、それはもう……散々なあり様でした。年齢を重ねるほど、人前で話す機会は増えてくると思います。今回紹介したコツを取り入れて、そんな機会を楽しめるような、スマートな大人女子を目指しましょう!

(森川ほしの/OFFICE-SANGA)

※『マイナビウーマン』にて2015年10月にWebアンケート。有効回答数146件(22~34歳の働く女性)

※画像は本文と関係ありません

※この記事は2015年11月24日に公開されたものです

森川ほしの/OFFICE-SANGA

大学で美学を学び、「美とは何ぞや」生涯この問いと向き合っていくことを決意。言葉、人、恋愛、社会など、さまざまものの中にある「美」を求め、フリーライターの道へ。マイナビウーマンで恋愛、マナー、話し方などに関するコラムを担当。

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