「コート」+「カーディガン」でコーディガン? 最旬ハイブリッドアウターを手に入れよう
今年の秋冬にホットな視線を浴びているのが、コートとカーディガンの中間アイテム「コーディガン」。カーディガンだとちょっと寒いけれど、コートを着るほどではない……そんなときにさっと羽織るだけで旬コーデを完成させてくれる、優秀なハイブリッドアイテムとして話題になっています。「VERY」や「Oggi」をはじめとする女性ファッション誌で取り上げられたり、23区やIENAなどのオトナ女子御用達ブランドから販売が開始されたりと、その注目度は右肩上がり! 上手な着こなし方法をスタイリストさんに教えてもらいました。
なぜコーディガンが登場したの?
「気温の不安定な季節の変わり目には、ちょうどいいアウター探しで悩む方も多いはず。そんな中、本格的な冬の到来前にぴったりな上着として、注目されたのがコーディガンです。今年流行したロングカーディガンの流れを汲みつつ、厚手の素材や目の詰まった織りで秋冬らしさを表現した同アイテム。かっちりしているコートと違って気軽に使えつつ、防寒ものぞめるアウターとして人気が出たのではないでしょうか」(内田さん)
これがマストバイ! 手に入れたい「コーディガン」の特徴
内田さんいわく、人気のコーディガンは“ダブルフェイス”といわれる、表と裏でバイカラーになっているもの。中でも、トレンドカラーのキャメルやグレーを使ったアイテムが圧倒的に人気なのだとか。いずれも落ち着いた秋らしい色味なので、デイリー使いにも違和感なく取り入れられるのもうれしいところ。高い着回し力で、多くの層の支持を集めているようです。
また、おすすめはヒップが隠れるぐらいの長め丈。全身に縦のIラインが生まれ、体型カバーだけでなく、全身をスタイルアップさせる効果が期待できるそう。ボタンや装飾が少なく、ゆったりと前の開いたデザインも人気だと教えてくれました。
トレンドをおさえた着こなしを作るにはどうしたらいいの?
「デニムはもちろん、流行中のガウチョやワイドパンツとあわせるのが、旬な着こなしを作るコツ」と内田さん。トレンドアイテム同士の足し算で、お手軽に今年らしいスタイルが完成します。ただし、丈長アイテムがそれぞれに主張しあって重い印象になってしまうことも……。そうならないためには、ボトム丈がコーディガンより長くならないように気をつけましょう。足元にはムートンブーツではなく、レザーのショートブーツを持ってくれば、今年流のコーデに。また、つば広ハットやフリンジバッグなど季節感のある小物と合わせれば、さらに旬な気分を満喫できます。
秋と冬、2シーズンにわたってコーディガンを楽しむための着回し方法
朝晩と日中の気温差がある秋は、羽織モノとしていつものコーデに「コーディガン」を追加しましょう。ファーやストール、グローブなどの小物を使えば、トレンド感を演出しながら温度調整ができます。寒さが増してきたら、厚めのコートの下にレイヤードして着るなど、インナーに似た使い方ができるのも魅力的。コーディガン自体がかっちりとしたアイテムではないので、幅広い着こなしが楽しめます。
スタイリスト内田さんに聞いた! 「コーディガン」を使ったおすすめコーディネート
デニムコーデ×コーディガン
シンプルなデニムコーデに、コーディガンを羽織った秋っぽいスタイル。軽やかな雰囲気の丈長コーディガンは、全身に縦長ラインを作ってくれるので、バランスよくすっきりとした印象にまとまります。
コーディガン×ショートパンツ
コーディガンは、ショートパンツとも相性抜群。秋冬にぴったりなニットショートパンツとあわせて、カーキ色のアウターにコーディガンをレイヤードすれば、秋冬の2シーズンにわたって着回せる優秀コーデの出来上がりです。
(さとうまほ/Pistachio)
※この記事は2015年11月17日に公開されたものです