【特集】結婚できる確率は3%!? 社会学でイマドキ男女の結婚観を解き明かす!
■結婚難の時代、男性に結婚を決意させるには?
では、結婚へ踏み出しにくい男性が増えているなか、結婚するにはどうすればいいのでしょうか?
「付き合っている男性がいるなら、女性から周囲を固めていったほうがいい。プレッシャーをあたえないよう、さりげなく“私たちって結婚するんだよね”と言ってみるとか。私の知り合いの女性は“結婚しない?”と恋人に言って“それもいいね”という返事をもらった翌日に、結婚式場の予約をすませて結婚しました。男性は、既成事実に弱いんです」
また、彼に収入に不安がある、と言われたときは「あなたの収入でやっていけます、と女性から言ってあげればいい。男性は、自分の収入で家族が生活できるかどうかを、すごく気にしますから」とのこと。
■「恋愛」はやっぱり結婚への近道
「結婚したい」と思う相手にまだ出会えていない女性の場合、「婚活」など、自分から行動を起こしたほうがいいのでしょうか。
「活動しないより活動したほうが、結婚できる確率は上がります。何もしないで1年後に結婚相手が見つかる確率は3%で、結婚情報サービス会社に入ると10%に上がるというデータもあります。これを確率が3倍になったと見るか、それでも9割は結婚できないと見るかですが、何もしないよりはいい」
とはいえ、基本は「恋愛すること」が大事、と山田先生。
「経済面だけを気にするより、恋愛して、その中から結婚したいという感情が生まれたほうが楽しい。そのためには、趣味の集まりなど、出会いの幅を広げて、どんどん男女交際すべきです。趣味が共通の夫婦のほうが、良好なコミュニケーションが維持できているというデータもあります。結婚した先の“幸せ”まで考えても、積極的に恋愛したほうがいいでしょうね」
(ヤマダケイコ/六識)
※この記事は2015年10月14日に公開されたものです