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「サムシングオールド」に義理母の指輪を選ぶのは、アリ?ナシ?

何かひとつ古いもの、何かひとつ新しいもの。さらに何かひとつ借りたもの、何かひとつ青いもの、そして靴の中に6ペンス銀貨を入れると幸せになれるという言い伝えが「サムシング・フォー」。この中の何かひとつ古いもの(サムシングオールド)として、もしも彼ママから指輪を贈られたら?を聞いてみました。

結婚式で身につけると幸せになれるというジンクスのひとつ、「サムシングオールド」。「祖先から受け継がれた幸せ、富みの象徴」を意味します。義理の母からもらった代々伝わる婚約指輪を身に着けるのはありだと思いますか?

あり……52.0%

なし……48.0%

サムシングオールドに義理母の指輪を身につけることについてどう思うか聞いてみたところ、回答がほぼ半々にわかれる結果となりました。代々受け継がれてきたものをサムシングオールドで身に着けるなんて女性なら「ステキ!」と憧れてしまうような話ですが、結婚式で身に着ける「指輪」となると話は別!? 詳しく理由を聞いてみましょう。

●自分たちの幸せは、自分たちで切り開きたい

「どちらともいえない。話を聞いてうらやむくらいの幸せな日々を過ごしてきたのであればいいけど……そうでもなければ自分で幸せを切り開きたい」(28歳/女性/機械・精密機器)

「人からもらった大切な物を人にあげるのはどうかと思う。祖先が皆幸せだとは思わない」(22歳/女性/その他)

サムシングオールドというジンクスは最近になって日本でも取り入れられるようになった海外の風習。義理の家族が先祖代々サムシングオールドで幸せになってきた、というのなら別ですが、そんなはずもなく……。
やはり効果があるかどうか不明なジンクスには、うかつに手を出せない?

また指輪には「“自分たち”というのを表現したい」(22歳/男性/その他)という意見もありました。
義理の家族から受け継いだものを身に着けると、日本ではどうしても「新しい家に入る嫁」をイメージしやすく、「自分たち」というものがあらわしにくい一面がありますよね。

●指輪は好きなデザインのもの、新しいデザインのものがいい

「もらうのは賛成だが、実際に身に着けるのは嫌。自分の好きなデザインにしたい」(32歳/女性/金融・証券)

「流行りやデザインも今とは違うので、無理に付けなくても良いと思う。人のものを身につけるというのは、私もあまり好きじゃないから」(30歳/男性/学校・教育関連)

代々受け継がれてきたという古い指輪は、どうしてもアンティーク調が前面に出てきてしまうもの。アンティーク好きな人にとってはうれしい反面、ピカピカ・キラキラな洗練された最新デザインの指輪がほしい人は、どうもこの古さが微妙に感じられるようです。

さらに代々受け継がれてきた指輪は、好みじゃないからと放置できず、もしもうっかりなくしてしまったら一家大騒ぎになる事態も考えられます。そのため「なくしたらショックだし、身内の指輪でも気が引けてしまう」(25歳/女性/金融・証券)という意見もありました。

●家族として受け入れてもらえた気がする

「相手の家族に受け入れてもらえたと感じるから。家族の一員になれた感じがする」(24歳/女性/食品・飲料)

「これからの関係を考える上で、とても素晴らしい事だと思うから」(43歳/男性/機械・精密機器)

一方でサムシングオールドに前向きな人もいました。理由は義理の家族に、新しい家族の一員として認めてもらえた気がするからなのだとか。また「家族ができるということを身をもって知ることができるから」(28歳/女性/食品・飲料)という意見も。

サムシングオールドの指輪は、新婦に「これから新しい家族の一員として頑張ろう」という、前向きな気持ちをもたらすようです。

●義理の家族が喜んでくれそう、祝福してもらえそう

「親や祖父母が喜ぶような演出だと思うので、賛成」(36歳/男性/機械・精密機器)

「みんなの想いと祝福が入っている気がする」(35歳/女性/金属・鉄鋼・化学)

指輪は本来持っている人が一生大切にするべき宝物。それを誰かに譲るなんて、よほど相手を祝福する気持ちと大きな愛情がないとできないですよね。そのため、想いがつまっている指輪なら幸せになれそうと、積極的にこのジンクスを受け入れる人もいました。

さらに「今までの幸せだけじゃなくて、苦労や疲れも経験してきたものだろうから。大切にして、また次の誰かに引き継ぎたい」(23歳/女性/金属・鉄鋼・化学)という人も。義理のお母様の苦労や疲れを近くで見てきたであろう指輪。それを大切にしよう、と思える女性なら幸せになれない訳がない?

まとめ

サムシングオールド自体に違和感を覚える人もいれば、指輪じゃなければOK、また指輪でも大切に引き継いでいきたいという人もいて、人それぞれに思いは異なるようです。もしもサムシングオールドというジンクスが当たり前の風習として日本に根付けば、もう少し前向きな人も増えるのかもしれませんね。

いずれにせよ代々伝わる指輪を新婦に贈る場合、新婦が拒否反応を示す可能性が半分近くある以上は、意向を前もって聞いておくに越したことはないかもしれません。これから結婚する男性の皆さん、もし自分のお母さんから「指輪をお嫁さんに……」という話があったら、その先は慎重に進めるようにしてみてくださいね。

(ファナティック)

※画像は本文と関係ありません

※マイナビウェディング調べ(2015年7月にWebアンケート。有効回答数296件。20歳未満~50歳以上の社会人男性・女性)

※この記事は2015年08月22日に公開されたものです

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