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アンチエイジングにうれしい栄養素がたっぷり! 身近な食品“みそ”パワーに期待

平野智美/OFFICE-SANGA

二宮真樹

■酵素の働きを期待するなら、加熱をしないで

ところで、みその保存方法や調理の仕方にオススメ……というのはあるのでしょうか。

「できれば昔ながらの製法で作っているもの購入し、冷蔵保存してください。調理法に関しては、酵素は60度以上に加熱すると壊れてしまうので、できれば加熱なしで口に入れたいですね。例えば自家製のドレッシングにしたり、野菜スティックのディップにしたり……。特に、トマトやきゅうりなどの夏野菜はみそとの相性も抜群です。焼肉などに、みそをタレの代わりに付けて食べるのも、なかなかおいしいものです」と二宮先生。

ディップなどなら、手軽に加熱なしのみそを取り入れられそう。とはいえ、やっぱりみそといえば、みそ汁で飲みたいところですが……。みそ汁にすることでのメリットはありますか?

「みそ汁の魅力はさまざまな具材と合わせることができることです。冷えが心配なときには身体を温める根菜を入れたり、いりこなどのダシを粉末にし、そのままみそ汁に溶かして飲むのもカルシウムがとれるので女性にオススメ。みそではフォローしきれないビタミンAやビタミンCを含んだ野菜をたっぷり入れた、みそ仕立てのけんちん汁などもいいですね。みそ汁は組み合わせ次第で、まさにいろんなサプリメントに変身してくれるんです」(二宮先生)

みそ単体でも肌サビなどの加齢を抑えてくれる働きがあるだけでなく、ほかのさまざまな食材と相性もよく、美容にうれしい栄養がバランスよく摂取しやすいのも魅力なんですね。みそはまさにアンチエイジングの強い味方! 日本人にとって身近な食材だけに、日々とりたいところです。

「美容は健康の先にあるものだと思うんです。身体が正常でないと肌にハリがなくなり、くすみ、シミ、シワができて、見た目の若さを損なっていきます。みそをはじめ、日本の昔からの食文化には、人を内側から健康にしてくれるものが多いので、ぜひ暮らしに活用してみてください」(二宮先生)

身体の外側からだけでなく、みそを使った「内側からのケア」も意識して、いつまでも若々しさをキープしていきましょう!

(平野智美/OFFICE-SANGA)

※この記事は2015年07月29日に公開されたものです

平野智美/OFFICE-SANGA

埼玉県出身。『TVぴあ』の記者を皮切りにライター・編集稼業スタート。旅行雑誌『エイビーロード』に関わったあたりから旅行記事へとシフト。数々の雑誌、MOOK、ガイドブック、旅行パンフレット、インターネットのサイトで旅行記事、グルメ記事、エンターテインメント記事を手掛ける。旅行記事で得意なのはアジア、ハワイ、アメリカ(主に南部)など。城めぐりやフラダンスが趣味。地元・埼玉をこよなく愛する。

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二宮真樹

管理栄養士・調理師。サプリメントアドバイザー、家庭料理技能検定1級、食品衛生責任者。美容クリニックダイエット外来にて栄養アドバイスを行う。身体を美しく魅せることをコンセプトに、雑誌や講演など多方面で活躍中。準ミスアジアパシフィック日本代表、パラオプリンセスなど多数受賞。

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