
結婚を考えている彼と“お金”の話がしたい!
編集部 さらに賢く貯蓄をするなら、彼女にアドバイスできることはありますか?
風呂内 お金は「使う」「守る」「増やす」の3つにわけるといいと言われています。彼女は手持ちの口座がひとつで、貯蓄も含めてすべてが「使う」の段階にありますので、次は「守る」にステップアップしてはいかがでしょう。
彼女にオススメしたいのは、個人向け国債の購入。利息が普通預金の利息よりもかなり高いので、換金の際にはちょっと増えて戻ってくるメリットがあります。ただし、1年以内に解約してしまうと元本割れのリスクがありますので、あまり大きな額を預けすぎないように。彼女なら50万~100万円を目安にするといいでしょう。今なら、変動金利型10年満期で金利が0.3%くらいなので、国債を100万円分購入すれば、6年間で1万8,000円(税引前)の利息がつきますよ。
◆今回のおさらい
・まずは彼がお金について話しやすい関係作りからはじめよう!
プロポーズされるまでは、彼の子どものころの習いごとや家族の話、現在の趣味へのお金のかけ方などをチェックして、彼の金銭感覚を把握。さらに結婚を意識し出した段階で、結婚式やマイホーム、子ども、キャリアなど、お金の使い方にかかわる事柄については具体的にすり合わせを。そのためにも、普段からお金について話しやすいムードをつくる努力をしておきましょう。自分とちがう金銭感覚に対して一方的にダメ出しをするのはNGです。その上で「貯蓄担当は自分」と覚悟を決め、ただ貯めるのではなく、お金を守ることにも目を向けていきましょう。
(取材・文:ヨダヒロコ/六識)
※この記事は2015年07月22日に公開されたものです