お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

30歳以降の「リスク」に備えて、貯金はしておくべき?

ヨダヒロコ/六識

風呂内 亜矢

風呂内 どの項目も総じて高いのですが、特に気になるのが食費・外食費・交際費の合算が6万5,000円にものぼること。「土日のどちらかは夜に友人と集まって飲んでいる」とありますので、おそらく交際費もプレゼント代というより会食などお付き合いでの出費と考えられます。

編集部 彼女自身、毎日の1,000円以上のランチ代をムダづかいだと思っているなど、自分が浪費家タイプであることは自覚しているようです。ただ、外回りの営業職という仕事柄、外で食事をとることも多いと思うので、食費を削るのはなかなか難しいところではあるのかな、と。

風呂内 たとえば外回りをしているときに景色のいい公園などを探しておいて、ときにはコンビニで買ったものを食べるなど工夫をしてはいかがでしょう。今、1週間でお昼代に5,000円以上使っているようですが、3,000円~3,500円に収めたいですね。

また、毎日のペットボトルとテイクアウトコーヒーも、積み重なれば月に1万円くらいは飛んでいきます。こちらも、ペットボトルをやめてマイボトルを持参すれば、ぐっと出費は抑えられます。こうして少しずつ習慣を改めれば、食関連の出費は1万円くらい浮くはずです。

編集部 ちょっとした工夫で済むので、無理なくできそうです! ほかにも、下げられそうな費目はありますか?

風呂内 営業さんとはいえ、服飾費が4万円は高いですね。せめて3万円以内に収めましょう。

編集部 そうすれば、先ほどの食関連で浮いた1万円と合わせて、月々の貯蓄額を1万円から3万円にアップできますね。となると、年間の貯蓄額が36万円。あとの18万円はボーナスの一部を貯蓄にまわすことで達成できそうです。

風呂内 確かにそうなんですが、彼女は1年で約100万円もボーナスをもらっているにもかかわらず、これまで貯蓄ができていない。そう考えると、実は彼女は不安を感じつつも、根本的には「お金を貯めたい」と思えていないのではないでしょうか。

>次ページ:家計簿の見直しだけじゃダメ!? ぱんこさんに一番必要なことって?

次のページを読む

SHARE