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「もう一生結婚できないかも」独女が悟った瞬間4つ

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

婚活を頑張っているアラフォー女性が、自分自身を奮い立たせ拍車をかけるためあえて自分自身の婚活状況をSNS上に投稿していたところ、見知らぬ他人からこんな余計なひとことを貰ったそうだ。

「あなたみたいな女性は一生結婚出来ない」

……赤の他人に、んなことを言われたらめちゃめちゃハラが立つけれど、「あ~あ、私って絶対結婚できないよなあ」と自分から思ってしまったら婚活ロードはそれで行き止まり。今回は女性が「私、一生独身だな」と悟った瞬間について調査した。

色恋沙汰を封印しまるで?仏?のような境地に至ってしまった女性たちの心情をみてみよう。

1.イケメン見ても感じなくなった

・「昔は自分好みのカッコいい男性が目の前に来れば、背筋がシャン!と伸びたモノだった(笑)。けれど今じゃ『こんなイケメン、絶対彼女か奥さんがいるよなあ』って“予測”が先に来てもうそこらのオッサンと変わらない対応してる私。

コレじゃ絶対ムリでしょう……」(42歳・電子通信機器)

……悲しいことに“この男性にはどうせもう相手がいる”……という予測は大抵の場合当たっており、「この人いいな~」と思う相手は既に結婚し捕獲されていることが多い。それを知った時「やっぱり自分がいいと思う人は周りだってほっとかない」と失望し「もう期待しちゃダメ」「もう夢なんかもっちゃダメ」と女は結婚を諦めるのかも知れない。

2.“モテ”とかどうでもよくなった

・「“モテたい”よりも“めんどくさい”が先に来て、職場でも許される限りなるべくラク~なファッション。もちろんウエストはゴム必須!!化粧もなるべくすっぴんに近い状態でいたい。周りの友達なんかは流行に敏感だしよくキレイな格好して出歩いてられるなと思う。

私も年齢的にはまだイケるんだろうけど仕事も忙しいし、そういう気力なんてない」(28歳・飲料販売会社)

……この「モテとかどうでもいい現象」を「メスとしての終焉」という秀逸なフレーズで表現した女子もいた。た、確かに……!

3.ノロケ話を聞いていられるようになった

・「“私こんなにモテるの~”“○○さんに誘われちゃって~”みたいな話を他の子から聞くと、“なにさ!”とピリピリしムカついてたのはもう過去の話。今は若い子の自慢話やFacebookへの投稿を『ふぅ~ん、そりゃよかったね~』と生ぬる~く見守ってあげられる。

祝福もしないけど敵意もない(笑)。もう別の世界の話ってカンジ」(36歳・教師)

……女が敵愾心を抱くのは“自分と同じフィールドにいる人間”だけ。ママ友争いなどはその代表的な例だろう。あなたが海外のプリンセスにライバル心を燃やすことがないように、恋愛ステージから“降りて”しまったら周囲の独身女性への戦意も失うのだ。

他人のノロケ話にイラつくうちが女としての花なのか?

4.ウェディングドレスを見ても興奮しなくなった

・「ショーウィンドウに飾ってある花嫁衣裳。前はアレを見ると色んな感情が沸いたモノだった……『いつ来られるかな』って期待とか『似合うかな~』ってワクワク感とか……。でも今じゃ耳年増になったせいか、ドレスを見ても『姑問題』『ダメな夫』『子供の教育費』とかネガティブワードしか浮かばない……(笑)。

既婚の友達のグチに付き合い過ぎるのも考えモノかも」(33歳・出版・印刷)

……あなたが「悟りの境地」に至っていないか判定するには、ブライダルショップの前を通るのが一番かも知れない。さほどテンションが上がらなくても“胸がザワザワ”と波立てばセーフ!だってまだそれを欲している証なのだから……。

この彼女のように負の連想ゲームが始まってしまったら悲しかな末期症状である。

【結婚してないのにまるで既婚者?悟ってしまった原因は?】

今回のこの上記の4つの特徴、驚くべきことにまるで「すでに夫を手に入れた既婚者の心境そのもの」なのである。

たまに例外の場合もあるが、たいてい結婚を済ませた女性は「もはやエモノを探さなくてイイ」という安心感から、男性を見てもモテたいという欲望は消え目移りしたりしなくなる。
イケメンを目の当たりにしてソワソワした思い出も、白いヒラヒラしたドレスに胸かきむしられた記憶もすべては過去のこと……なのだ。

また、結婚した女性は「かつていくらモテてたとしても、結婚後は未婚女性とは明らかに扱いが違う」という声もある。いくらキレイでも人妻は人妻……男性たちは「もう対象外」と言わんばかりに自分にあっさり興味を失う、という嘆きの声も多く聞かれるくらいなのだ。

「恋愛のステージから降りる」というのは、自ら結婚もしていないのに既婚者の群れに入り込むことに等しい。ラフな身なり、態度、落ち着いた言動は悪いことではないが、「私は恋を降りた女で、もはやあなた方のターゲットではありません」と自ら宣伝しているのと同じだ。

夫もいないのに既婚女性同様、色褪せた眼差しでしか見られないというのは、独身者としてはやはり寂しいことではなかろうか。

悟りの境地から婚活市場に戻るのは非常にツラく厳しいことかも知れない……しかし苦しい分だけ喜びもまた大きいハズ。

サミュエル・ジョンソン(18世紀の英国の詩人、批評家)も言っている。
”結婚には多くの苦痛があるが、独身には喜びがない“……と。

何もない世界とキツイことも楽しいこともある世界、あなたはどちらを選ぶだろうか?
婚活や男性関係に疲れ果てたあなたがすこし休んだあと、「苦しみも喜びもあるカラフルな人生」を選択してくれることを祈る。

体験型恋愛コラムニスト・神崎桃子

※この記事は2015年06月14日に公開されたものです

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト) (恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

「恋が続かない」「出会いがあってもいい人止まり」「結婚にたどりつけない」「男(女)に逃げられてしまう」「復縁したい」「絶賛不倫中」「婚外恋愛したい」「結婚生活がうまくいかない」など、男女問わず"恋愛初心者から上級者まで"あらゆるカテゴリの恋愛にフォーカスできる恋愛専門家。

これまで大手ポータルサイトに数々の連載コラムを寄稿、自ら経験して得た"恋の教訓"を各メディアから幅広い年代の読者に伝授してきた。

男女の思考回路の違いや男心女心を追求した記事は定評があり男性読者も多い。

著書には「なぜ女はこんなことで怒るのか ~不機嫌な彼女をなだめる10の掟~」(impress QuickBooks)、「恋愛サファリパーク~必要なのは女子力よりサバイバル力!」(すばる舎)、などがある。

恋愛映画のコメンテーター、ライター養成、文章セミナー、恋愛セミナーの講師としても活動中。"草食男子仕置人"としてダメンズたちに積極的に関わり、恋愛アドバイス等も行っている。

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