お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

【東京土産】毎朝手づくりしているもちもちの白玉が幸せな味わい。甘味処みはしの「白玉あんみつ」

日本人なら、お気に入りの甘味処というのがひとつやふたつあるもの。おまんじゅうならこのお店、お団子ならあのお店と、決めている人も多いのでは? そんな中、あんみつならここと決めている人が多いのが、上野に本店を構えるみはし。特に、定番のあんみつにもちもちの白玉を加えた「白玉あんみつ」(500円)にファンが多い。

ひと口いただくとわかるのは、素材のおいしさ。50年来の小豆問屋さんに毎年、十勝に出向いてもらい、良質の小豆を選別し粒よりの北海道・十勝産の小豆だけを使用。銅釜で直火でじっくり炊き、何度も何度もさらしてよーく絞ってつくるあんは、甘すぎず、豆の風味がわかる味わい。みつは、沖縄から200km南下した諸島にある黒砂糖で作っている。寒天は、伊豆諸島や静岡県の海岸で採れた天草をブレンドし、適度な弾力と滑らかな舌触りを感じる仕上がりに。ほのかに残る海の香りが、甘味の甘さを引き立ててくれる。赤えんどうは2日間かけてじっくり作ることでほくほくに。餅米粉と上白糖で作るシンプルなぎゅうひは、一番職人技が光るところ。天候や気候に合わせ、固すぎず、やわらかすぎない程よいやわらかさを出している。そして、白玉は毎朝手づくりしていることで、つやつやでもちもちに。そんなこだわりがギュッと詰まった「白玉あんみつ」をひと口いただくたびに、誰もがおいしさと愛情を感じるはず。

職人の心意気を感じられる甘味は、和菓子好きな友人と一緒にいただきたい。「私は白玉が好き」「私はぎゅうひが好き」など、好きな具を言い合えば、おいしさとともにほのぼのとした気分も味わえそう。

みはし
住所 東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東京駅一番街B1F
電話番号 03-5220-0834

(文:高橋瑞穂、撮影:瀬尾直道)

※この記事は2015年04月15日に公開されたものです

SHARE