【東京土産】甘じょっぱいおいしさがクセになりそう！　素材の旨味を引き出した「ほうれん草とたまり醤油のパウンド」

安心で安全なスイーツをコンセプトに数々のヒット商品を生み出してきたトウキョウ ラトリエ ドゥ シュクル。オーナーシェフパティシエ・白岩操雄氏は、素材の味を最大限に引き出すことを目指しているそう。そのため、保存料を一切使わず、健康的に育てられた奥久慈の卵、徳島の和三盆糖、ヴァローナ社のクーベルチュールなど、厳選した素材のみを使っている。

そんな素材にとことんこだわったパティスリーのスイーツは、自然を愛する健康志向な友人へ贈る手土産にもってこい。今回おすすめするのは、話題性も満点な「ほうれん草とたまり醤油のパウンド」（1000円）。生のほうれん草を茹で、ピューレにすることからていねいに、手間を惜しまず作っているシェフ自慢の逸品。ほうれん草の持つ甘さと、その甘さと相性のよいたまり醤油がコクを出し、味わい深い洋菓子に仕上がった。

フルーツの甘さとは異なるのが、とにかくユニーク。野菜の持つ自然な甘みが引き立つ甘じょっぱいパウンドケーキは、食べれば誰かに伝えたくなるおいしさ。甘いものをいただいてもこれなら罪悪感がないから、ダイエット中の友人にも喜ばれそう。醤油味が入っているから、濃い目の緑茶との相性も抜群。初めてだけど、なぜだかほっとする味に心癒されて。

（文：高橋瑞穂、撮影：瀬尾直道）

※この記事は2015年04月10日に公開されたものです