病院で処方された薬を途中で服用をやめるのは危険!
病院で処方された薬であっても、症状がよくなったからと自己判断で服用を中断してしまったことはありませんか? このように、医師の指示に従わずに薬を途中でやめてしまうのは危険なケースもあります。
自己判断で服用を中止してはいけない理由
たとえば、気管支喘息などで用いられるステロイドの吸入剤には注意が必要です。一時的に症状が緩和したからと薬を中断してしまうと、ストレスやダニなどのハウスダスト等の外的要因によって再び咳などのつらい症状が発症してしまいます。それは、気管支ぜんそくの原因となる炎症自体の治療ができていないからなのです。そのため、再発、悪化を繰り返すという悪循環におちいってしまいます。
精神薬にも注意が必要なものがある
一部精神科で用いられる薬剤では、医師の判断によって徐々に薬の量を増やしたり減らしたりするものもあります。それを、勝手にやめてしまうと、めまい、ふらつき、吐き気等の副作用を起こす危険があるのです。
まとめ
勝手に服薬を中止してしまうと症状の再発、悪化、副作用の発生などを引き起こすことがあるため、処方されたお薬については飲み切ってください。医師、薬剤師の判断を仰いで指示どおり服用してくださいね。
(文:35歳薬剤師/Doctors Me、構成:マイナビウーマン編集部)
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※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.14)
※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください
※この記事は2015年02月26日に公開されたものです