働く女性のホンネ。今の職場で「妊娠・出産後」も働くことができると思う?
妊娠・出産後も働き続けるためには、自分自身のがんばりだけでなく、まわりの環境も重要になってきます。では、今の職場で「妊娠・出産後も働けそう」と思っている女性はどのくらいいるのでしょうか? アンケートで聞いてみました。
Q.あなたは、今の職場で「妊娠・出産後」も働くことができると思う?
思う……42.1%
思わない……57.9%
今の職場では、妊娠・出産後に働き続けることが難しいと考えている人のほうが多い結果となりました。それぞれの理由を見てみましょう。
<「働き続けられると思う」派の意見>
女性社員が多く前例もあるから働きやすい
・「女性の割合が多い会社なので、時短勤務や産休などの制度を活用する人も多いから」(31歳/小売店/秘書・アシスタント職)
・「女性の社員が多いので、どちらかと言えば子育てに理解がある職場だと思います」(31歳/ソフトウェア/事務系専門職)
女性社員が多い会社では先輩社員たちが産休や育休を取得した前例があるので、働き続けることは難しくないと感じる人も。周囲の理解もあるようなので、子育てと仕事も両立できそうですね。
しっかりと制度化されているので安心
・「在宅勤務、時短勤務、育児休暇等のシステムを導入しているので」(23歳/その他/事務系専門職)
・「今の上司が妊娠や出産に理解があるし、会社自体も産休・育休制度だけでなく、時間短縮も取り入れている」(33歳/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「実際にひとり目の育休明けに3年弱働き、現在2人目を妊娠し産休中。制度としては整っている。制度利用は、鈍感力を発揮してまわりにどう思われてもいい、と開き直る必要はあるかも」(31歳/情報・IT/技術職)
会社の制度として妊娠から出産までだけでなく子育て中もサポートしてくれる制度が整っているという人は、出産後も安心して職場復帰できそうですね。また、実際に会社の制度をきちんと利用している人からの声も寄せられました。
<「働き続けられると思わない」派の意見>
勤務体系に無理があるから
・「2人体制の職場なので、私が休めば代わりに誰かを新規採用する必要があるから」(28歳/医療・福祉/技術職)
・「自分が1週間抜けたとしても回らなくなるくらい人が少ない会社なので、無理だと思います」(27歳/印刷・紙パルプ/秘書・アシスタント職)
会社の規模が小さかったり、少人数で担当しているポジションだと産休や育休を取ろうにも変わりがおらず、新たに人を雇うということも。そうすると出産後に復帰したいと思ったとき、どんな環境になっているのかわからないため、「働き続けられるのか……」と思ってしまうのかも。
結婚・妊娠したら辞めるのが暗黙のルール
・「結婚したら辞めるのが慣習になっているので」(28歳/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)・「いまだに妊娠・出産後も働き続けることをよしとしない風潮があるから」(31歳/食品・飲料/事務系専門職)
「辞めて欲しい」とはっきりとは言われないものの、結婚や妊娠をきっかけに退職しなければ……という雰囲気の会社もまだまだ珍しくはないようです。
職場に妊娠・出産後も働いている女性社員がたくさんいれば、自分も将来的に働き続けられると思えるようですが、そういう前例があまりない会社では具体的にイメージすることは難しそう。ママになっても働きたい! という思いがかなう会社ばかりだといいのですが……。あなたは、今の職場で妊娠・出産後も働き続けられると思いますか?
(ファナティック)
※画像は本文と関係ありません
※『マイナビウーマン』にて2015年1月にWebアンケート。有効回答数171件(22歳〜34歳の働く女性)
※この記事は2015年02月07日に公開されたものです