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失恋でココロが病んでしまった……。そんな気持ちを元に戻すには?

Doctors Me

■失恋は最大のライフイベント!
「恋の病」とはよく言ったもので、恋が始まらなかったり、お付き合いが長続きしなかったときのショックは言葉にならないほど大きいものです。
恋愛や結婚、出産、進学、就職などの大きなライフイベントは、自分の思いどおりにいってもいかなくても、大きなストレスを生み、時として心の病を引き起こす原因になることが医学的に知られています。失恋とは、人生で最初に遭遇する大きなライフイベントのひとつかもしれません。

失恋の対処法に決まったものはありませんが、医学的には次の3つが効果的といわれています。

■1.「いやし」をつかさどる副交感神経系を活性化する
副交感神経系を活性化しココロを癒やすには、
・自分にごほうびを与える(おいしいものを食べるなど)
・深呼吸する
・体を温める
・心地よいものに接する(音楽、アロマ、キャンドルなど五感を刺激するもの)
・よい睡眠をとる
といったことが有効とされています。

どれも簡単にできることなので、ココロが疲れたときにはぜひ実践してみてください。

■2.自己を肯定する(アファーメーション)

恋がうまくいかなかったときには、「自分はだめだ」と自分が全否定されたような気持ちになるケースも多いです。そんなときには、自分をほめてあげましょう!

これは専門的にはアファーメーションという精神療法の手法のひとつで、トラウマを解き放つのに有効な手段といわれています。

たとえば事務作業がすんなり進んだときなど、ささいなことでも「自分はすごく仕事ができる!」などと自己を肯定するような言葉を思い浮かべることが、一番簡単な方法です。

■3.ひとりで悩まない
最後に一番大事なことは、ショックが大きければ大きいほどひとりで悩まないことです。家族や友人など誰でもよいので、信頼できる人に相談してみましょう。意外と愚痴を聞いてもらうだけで、気が休まるものです。
また場合によっては失恋のストレスが、自分の許容量を超えてしまうケースもあるかもしれません。そんなときには早めに信頼できる人に助けを求めるということも、ココロの健康のためには大切でしょう。
■まとめ

もし恋がうまくいかなかったら、この3つのポイントを実践してみてはいかがでしょうか。失恋は本当につらいものです。しかし、それもまた必ず人生の糧になるでしょう。この大きなライフイベントを乗り越えて、よりよい出会いに期待しましょう!

(文:35歳女性内科医/Doctors Me、構成:マイナビウーマン編集部)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.05.31)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2015年01月21日に公開されたものです

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医師をはじめ、歯科医、薬剤師、介護福祉士、栄養士、獣医、心理カウンセラーの6つの士業・専門従事者を擁する、総合型の健康Q&Aサービス。2013年8月のサービス提供開始以来、『安心をもっと身近に』というサービスコンセプトのもと、医師だけにとどまらず、専門資格を持つ多様な回答者を増やし、場所や時間を気にすることなく、さまざまな悩みを気軽に相談できるサービスを実現。https://doctors-me.com/

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