【バレンタイン】パティスリー界のピカソ。ピエール・エルメが作る美しく独創的「ボンボンショコラ」

21世紀のパティスリー界を先導するピエール・エルメは、その鬼才ぶりからパティスリー界のピカソと称されるパティシエ。徹底的に素材にこだわり、精緻な技巧を駆使して作りあげる彼のショコラは、本命の相手にこそふさわしい。バレンタインのこの時期は、2つの新作を入れた「ボンボンショコラ 14個詰合わせ」（5400円）を。情熱的な赤色の革紐が添えられたショコラ色のボックスを開けると、中には美しいボンボンショコラが並んでいる。大きさや形が異なるショコラが、きちんと正方形の箱に収められている様は、まるで現代アートのような感動すら覚えるはず。

ショウガのコンフィが入った“ルー”や、カラメリゼしたシナモン風味の“バルタザー”、パッションフルーツ風味の“モガドール”などがあり、印象的な素材の組み合わせを得意とするピエール・エルメの実力を存分に楽しめる内容。コルシカ島マキのハチミツが入った“ドルツェッツァ”やブラジル・パイネイラス農園純正ショコラのガナッシュを楽しめる“パイネイラス”の2種類の新製品も入っている。

甘い香り、まろやかさ、口の中でソフトにとろける上質な味わいを心行くまで堪能しつつ、幸せなひとときを過ごしたい。今まで味わったことのない魅惑的な味の世界へ一瞬にして連れて行ってくれる、ボンボンショコラ。大人の楽しみとして、大切な恋人とふたりでゆっくりと味わってみて。

（文：高橋瑞穂、撮影：瀬尾直道）

※この記事は2015年01月15日に公開されたものです