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レディファーストの具体例12選。言葉の意味や由来も解説

織田隼人(心理コーディネーター)

レディーファーストとは、男性が女性に対して優しく振る舞う紳士のマナー。この記事では、レディーファーストの意味を解説します。併せて、女性からのアンケートで集まったレディーファーストの具体例を見ていきましょう。

自然に重たいものを持ってくれたり、道を譲ってくれたり……。あなたのまわりにも、こんな男性はいませんか? レディーファーストができる男性って、とても素敵ですよね。

女性にとってうれしいレディーファーストとはどんなものなのか、実体験をアンケート調査しました。また、レディーファーストができる男性の特徴やそんな男性心理について、心理コーディネーターの織田隼人さんに聞きました。

レディーファーストとは?

そもそもレディーファーストとは何でしょうか? 言葉の意味や由来をおさらいしておきましょう。

言葉の意味

レディーファーストの意味を辞書で引いてみると、以下のように記載されています。

レディー‐ファースト【ladies first】 の解説
女性を優先させる欧米の習慣・礼儀。

出典:『デジタル大辞泉』(小学館)

レディーファーストの意味は、言葉の通り女性を優先させる文化のこと。欧米では、マナーとしてレディーファーストが行われています。

文化の由来・起源

辞書にもあるとおり、レディーファーストは欧米の習慣や礼儀が由来です。

この言葉の起源は中世ヨーロッパで、一説にはその頃の女性は地位が低く、男性の命を優先するために先に車に乗せたり、食べ物を先に食べさせたりして安全を確認させたのが由来という説もあります。

何とも恐ろしい説ですが、現代では男性が女性に対して優しく振る舞う紳士のマナーと捉えられています。

日本でレディファーストをするのは大げさ!?

欧米が起源であるレディファースト。日本で行うと、違和感を持たれるのでは……? と不安に思う男性もいるかもしれません。

「レディファースト」という名目で考えるとややこしくなってしまいますが、「女性への気遣い」と考えたら自然に行えるのではないでしょうか。

好きな女性に優しくしたり、紳士的に振る舞ったりするのは何もおかしいことではありません。全てを完璧にこなす必要はないので、エスコートしたい場面では、ちょっとした優しさを見せてみましょう。「頼りがいがある人だな」と思ってもらえるはず。

されてうれしかったレディーファーストの実例12選

では、日本人の女性はどのようなレディファーストをうれしいと感じるのでしょうか。女性へのアンケート結果(※)を紹介します。

(1)さり気なく車道側を歩いてくれた

・「道を歩いていて、さり気なく車道側と入れ替わってくれた」(32歳/運輸・倉庫/営業職)

・「さりげなく車道側を歩いてくれる男友達がいて、かっこいいと思った」(31歳/その他/事務系専門職)

あくまでも「さり気なく」やるのがポイントですね。大げさではなくさり気ない優しさに、女性はキュンとするのです。

(2)エレベーターのドアを押さえてくれた

「職場が入っているビルで、私が降りるときにエレベーターのドアを押さえてくれていた男性がいて、すごくいいなと思った」(26歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

エレベーターの扉が閉まらないよう、手で押さえておく紳士的な行いです。エレベーターでの移動はサッと済ませたい派もいる中で、心の余裕を感じさせますね。

(3)重い荷物を運んでくれた

「駅の階段でスーツケースを運んでいたら、手伝いますと言って運んでくれた。知らない男の子だけど、王子さまに見えた」(30歳/学校・教育関連/専門職)

相手が知らない人の場合はもちろん、彼女や好きな人に対しても「重くない? 持つよ」と言うのは効果的! 自分を大切にしてもらえていると感じて、喜んでくれるでしょう。

(4)先に車から降ろしてくれる

「彼のマンションから駐車場までは歩いて5分くらいなのですが、デートの帰りなどにマンションの前に車を止めて、『車置いてくるから先に入ってて』と言って鍵を渡してくれる。慣れましたが、今でもうれしいです」(31歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

これが自然にできる男性はあまり多くないのでは? こうしたスマートな気遣いには、キュンとする女性が多いでしょう。

(5)エスカレーターで下側に立ってくれる

「階段やエスカレーターで下に立ってくれる」(28歳/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)

階段やエスカレーターで男性が下側に立ってくれていると、安心感があるのが女心。「守られている」と感じるようですね。

(6)車のドアを開けてくれる

「飲み会で車を乗り合わせて行くことになって、隣の車から降りてきた友人が車のドアを開けてくれたとき。ドアが急に開いたのでドキッとしたのと、笑顔に惚れそうでした」(25歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

オーソドックスなレディファーストです。とはいえ日本人女性はこれに慣れていない人もいるかもしれないので、大げさではなくさり気なくやるのがポイントかもしれません。

(7)椅子を引いてくれる

「ドアを開けて、なおかつ椅子まで引いてくれる」(27歳/金融・証券/事務系専門職)

こちらも、英国紳士を思わせるようなレディファーストの実例です。大衆居酒屋などのフランクな場では違和感があるかもしれないので、記念日デートなどでちょっといいレストランに行く時は試してみては?

(8)ソファー席に座らせてくれる

「必ずソファー側に座らせてくれる」(26歳/学校・教育関連/技術職)

これは自然とやっている男性が多いのではないでしょうか。女性を奥に座らせて、自分は下座へ。これにプラスして、ドリンクバーを持ってきてくれたり店員さんを呼んでくれたりしたら、キュンキュン度はマックスに!

(9)ドアを開けて先に通らせてくれた

「コンビニの入り口で、お見合いになったときに、先に出るのかと思った高校生男子がドアをあけて、先に通らせてくれた!」(30歳/学校・教育関連/事務系専門職)

レディファーストとしてはもちろん、男女関係なく、他人への気遣いとして見習いたいですね。最初は勇気が必要かもしれませんが、慣れてくると当たり前の行いに感じてくるはず。

(10)上着を肩にかけてくれる

「雨が降ってきたときに、着ていたスーツを脱いで、肩にかけてくれた」(28歳/学校・教育関連/専門職)

とってもキュンキュンするシチュエーションです。ご自身が風邪をひかないように気をつけつつ、相手の気を引くために行ってみてはいかがでしょうか。

(11)知らない間にお会計を済ませてくれた

・「ご飯後、お会計に行ったら知らない間に支払いが済まされていて、さりげない気づかいいがかっこよかったです」(31歳/自動車関連/事務系専門職)

・「定番だけど、私がトイレに行っている間にお会計が済まされていた」(30歳/建設・土木/事務系専門職)

令和の今、奢る・奢られ問題には賛否両論がありますが、それでも気持ちよく奢ってくれる男性には「お礼をしたい」と感じる人が多いのではないでしょうか。

(12)やっぱり本場はちがう!

・「オーストラリアに旅行をした際、デパートに入るとき、私の前を歩いていた現地の小学生くらいの男の子がお店のドアを開けて、私が入るのを待っていてくれた。私は大学生だったけど、恋に落ちちゃいそうになりました」(33歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)

・「イギリスに旅行したときに、飛行機で隣の席のイギリス人男性が荷物の上げ下げをあたりまえのようにしてくれた。さすがだと思った」(32歳/医薬品・化粧品/専門職)

女性は、男性に行動を起こしてもらえることで、満足を得やすい性質を持っています。また男性より女性のほうがデートでは相手に主導権を持ってもらいたいという気持ちが強いので、男性からの行動に満足を得られるのです。

紳士的な対応というのは、女性が声に出す前に相手のやってほしいことに気づき、そして対応することです。

女性からすると「私のことをわかってくれている」という気持ちの通じ合う感じが得られること、そして相手の男性に「大切にされている」ということがわかるので、満足を得ることになるのです。

▶次のページでは、レディーファーストできる男性の特徴と心理を紹介します。

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