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風格ある歴史的建物で老舗のそばを、良心的な価格で『神田まつや』

もりそば650円、わさびかまぼこ650円。酒類のお通しに付く、甘い味噌に香ばしい蕎麦の実入りのそば味噌も味わい深い。

●江戸の伝統的なそばをお手ごろ価格で
神田オフィス街の中で、そこだけ時間が止まったかのようにたたずむ大正期の庄屋造りの古民家。平成12年には東京都の歴史的建造物にも選定された由緒ある建築は、店内も往時の雰囲気を残した建具や調度品が残されており、美食家としても名高い池波正太郎が通ったころの雰囲気をそのまま感じられる。

【細麺? 中太麺? それとも太麺? 「ラーメンで一番好きな麺」】

創業は明治17年というから今年で130年。6代目となる小高孝之氏が伝統を守りながら打つのは、つなぎ2に対してそば粉10の割合の外二(そとに・外2割のこと)のそば。
「そば粉は季節に応じて茨城や北海道など各地から厳選し、石臼で挽いた挽きぐるみを使います。外二にこだわるのは一般的な二八そばより、そば粉が多く風味がよいため」という小高さん。店内の打ち場で丹精込めて打たれたそばは、歯応えとのど越しもよく、そばらしい甘味を感じる風味も上々。

そばつゆも昔ながらの江戸の味を守り、本枯節の香りがしっかりときいた、やや濃いめの味付け。
江戸の歴史にたっぷりと浸れるシチュエーションで老舗の風格を感じさせるそばの味。これが、「もりそば」650円と街そば価格で味わえるのだからコストパフォーマンスが高い。

●厳選されたつまみで“そば屋飲み”も
もり・ざるの冷たいそばから「花巻」900円、「かしわ南ばん」1000円などの種ものまで、お手ごろ価格で豊富なメニューがそろうが、そば店らしい気のきいたつまみもそろっているので、そばの前に酒もしっかりと楽しめる。

「わさびかまぼこ」「ゆばわさび」(各650円)など、そば店らしいアテのほかに、カエシを甘く煮詰めたタレでいただく「焼鳥」800円などが人気。空いた時間に“そば屋飲み”を楽しむなら15~17時が狙い目だ。

【店舗データ】
店名:神田まつや
所在地:東京都千代田区神田須田町1-13
営業時間:11:00~20:00(19:45ラストオーダー)
土・祝11:00~19:00(18:45ラストオーダー)
定休日:日
HP:http://www.kanda-matsuya.jp/
メニューはすべて税込価格

【その他メニュー名 価格】
・大もり800円
・ごまそば800円
・天南ばん1000円
・ビール中650円、日本酒700円

※この記事は2014年11月16日に公開されたものです

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