「東海道五十三次」今も営業している名物店3選
『人の往来あるとこ名物あり』
江戸時代から現代まで日本の大動脈として知られている東海道。現在でも、その旧道沿いには“名物”を扱う有名な店舗が数多くあります。
そこで今回は、江戸時代から続く旧東海道沿いの名物店をご紹介。街道散策の折に立ち寄って江戸の旅人気分に浸ってみてはいかがでしょうか?
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●「甘酒茶屋」
旧東海道箱根峠に今も健在の茶屋。箱根峠をほぼ登りきったところにあって、甘酒や力餅を振舞ってくれるまさに絵に描いたような峠の茶屋です。名物はこの甘酒と力餅。夏にはかき氷と冷たい甘酒が人気。峠越えで疲れた体にこの甘酒はいい栄養補給になります。現在の店主で13代目。店内には昔の姿を伝える写真などが残されています。
営業時間:7時~17時30分
定休日:無休
所在地:神奈川県足柄下郡箱根町畑宿二子山395-1
アクセス:箱根登山バス「甘酒茶屋」下車すぐ。
●「石部屋」
旧東海道府中宿にある文化元年創業の老舗。名物「安部川もち」はいつも手作り出来たてを提供してくれます。「安部川もち」はきなこ、こし餡、砂糖で味わうことができ、他にも出来たての餅をワサビ醤油で食べる「からみ餅」もあります。出来たての柔らかいうちに美味しくいただきましょう。道中散策で歩いた体に甘い食べ物は良いですね。この「安部川もち」はお持ち帰りも可能です。
営業時間:10時~17時
定休日:木曜(祝日の場合は前日休、年始休1月1日、GW・年末・盆は営業)
所在地:静岡県静岡市葵区弥勒2-5-24
アクセス:JR「静岡駅」からバスで手越方面行き15分「安倍川橋」下車すぐ。
●「丁子屋」
旧東海道丸子宿にある「名物とろろ汁」のお店。慶長元年創業。藁葺きの昔ながらの佇まいに、店内の広間には「東海道五十三次」の浮世絵が日本橋から京都三条大橋までずらりと並んでおり、その中の「丸子宿」に当時の丁子屋が描かれています。とろろ定食は自然薯を使ったとろろを麦飯にかけ、そこに味噌汁と香の物が添えられいかにも古き良き日本の食というのを感じます。このシンプルな料理がまた美味しいです。何杯でも食べたくなってしまいます。
営業時間:11時~19時
定休日:木曜日(毎月末は水・木休み)
所在地:静岡県静岡市駿河区丸子7-10-10
アクセス:静岡駅北口からバス7番線藤枝駅行き、丸子橋入口下車徒歩1分。
昔から残っている旧街道は他にも名物がいっぱいあります。みなさんも街道散策の折に名物探索してみて、お気に入りを発見してみてはいかがでしょうか?
※この記事は2014年11月16日に公開されたものです