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結婚は競争ではない! 幸せになる人の考え方『あきらめる生き方』

羽林由鶴

羽林由鶴著『あきらめる生き方~幸せになる人の考え方~』泰文堂

羽林由鶴著『あきらめる生き方~幸せになる人の考え方~』泰文堂

ひとつのことをあきらめない生き方を「素晴らしい」と思いすぎて、それができないことがダメだなんて思っていませんか? でもね、無くしたものが見つからないとき、必死になっていると全然見つからないのに、あきらめて買ってきたら、ふと見つかるなんていう経験をしたことはあったりしませんか? 素敵な恋愛や結婚をするために、大事なのはあきらめずに日々がんばることなんかじゃないんです。本当に必要なことなんて、実はこんなことだったりするんですよ。

■理想の相手にこだわりすぎない

「あなたが理想の相手と恋愛や結婚をすることは無理だ」という意味ではありません。もちろん嫌いな人、嫌な人と無理してカップルになんてなってほしくはありません。妥協しなさいというわけではないんです。ただ、理想の人にこだわりすぎて、せっかくのチャンスを見逃している人は多いんです。

あなたの理想は、今のあなたが思い描く理想でしかないことに気づいてほしいです。ずっと一緒に生きていくパートナーとして、どんな相手がいいのかなんて、まだやったことがないのだからわからなくて当然ですよね。いろいろな人と出会い、かかわって、やっと一緒に協力して幸せになっていく永遠のパートナーがわかってきます。そのためには、狙いすぎず、絞りすぎずに二度と会いたくないと思わない限り、かかわりを避けないでおいてくださいね。

■友だちの恋人や夫より勝つ男性を選ぼうとしない

「自分が満足すること」が幸せになる方法。なのに、なぜか人の目ばかりを気にしすぎてはいませんか? また、幸せを「他人に勝つ」ことで実感しようとしていませんか? 幸せになる人は、何よりも自分の満足を大事にします。「他人からどう思われるか……」なんていうことは二の次です。そして自分の満足にはとことん貪欲です。

他人からうらやましがられたとしても、自分が満足できない限り、本当の幸せとは言えませんからね。恋人や夫を考えるときの基準も「自分中心」です。だからまわりからの「お似合いだ」とか「あの男性はいい」なんて言葉を必要としないのです。まわりの評価など得ようとしないことが、競争から抜け出すポイントです。

■わかりやすい幸せばかりを追いかけない

「いつも笑顔で、どこにいても手をつないで、ずっと一緒にいて離れない……」。あなたは、絵に描いたようなわかりやすい幸せのカタチを目指してはいませんか? たとえば「けんかは絶対に避けたい」って思う人は、けんかを避ける努力をします。意見の対立を恐れて、自分の考えを伝えなければ確かにけんかにはなりません。でもそれでいいのでしょうか?

けんかすることにおびえて、言いたいことも言えないカップルは一見平和です。でも言いたいことも言えないなんて幸せではないでしょう。本当に幸せなカップルは、たとえけんかになってもお互いの考えや気持ちを伝え合える関係です。そしてさらにお互いを知って、仲直りできる関係です。アクシデントやトラブルがあるのはあたりまえ。乗り越えられたカップルこそが永遠のパートナーになっていくんですよね。

■あきらめてみる

恋愛や結婚にこだわりすぎていると、うまくいかない自分を実感することになります。その結果、自己評価が下がり、自己嫌悪、自信がなくなってしまいます。恋愛や結婚のことばかり考えていることで、恋愛や結婚を遠ざけたり、幸せとはかけ離れた恋愛や結婚をすることになってしまう。恋愛や結婚のために時間やお金を使ってきたなら、いったんやめてみませんか? それは一生恋愛や結婚をしないということではありません。これで恋愛や結婚ができなくなるというわけではないんです。その反対です。恋愛や結婚にまつわることではなく、まずは自分がいきいきと楽しめることをはじめましょう。それが印象アップにつながります。

■羽林由鶴からのメッセージ

あきらめることは悪いことでもダメなことでもありません。大切なものほどあきらめたあとに見つかるもの。あきらめることが幸せへの一歩になることだってあるんですよ。恋愛も生き方も。あなたの人生を輝かせるためにあきらめるという選択肢もあるんです。

(羽林由鶴)

※この記事は2014年11月12日に公開されたものです

羽林由鶴

103kgの恋愛カウンセラー。著書に『なぜか相手がホッとして愛してしまう癒し系の女性になるヒント』(青春出版社)など。最新刊は『あきらめる生き方』(泰文堂)

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