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医師がこっそり教える! 病院で的確に診断してもらうための症状の伝え方

医師病院を受診すると、必ず看護師さんやお医者さんに、「今日はどうしましたか?」と聞かれますね。こんなとき、「いったいどこからどうやって話せばよいのだろう?」と悩んでしまうこともあるでしょう。たとえば腹痛がある場合、「お腹が痛いです」だけでは、なかなか病気を特定することはできません。腹痛を引き起こす病気は山ほどあるからです。

問診内容にもとづいて検査が進んでいくため、問診はとても大切です。そこで、的確に病気を診断・治療してもらうべく、医師への伝え方について紹介したいと思います。

■適切な診断へと導く、伝え方のポイント

1:いつから?
「○時○分、テレビを見ていたら突然に」、「3カ月前から徐々に」など、いつからどんな状況で症状が出現したのかを説明しましょう。特に、突然発症したのか、長い時間かけて徐々に悪くなったのか、という情報はとても大事です。古いことから新しいことの順に時系列で話すと、医療者も聞き取りやすいです。

2:どこが?
右側なのか左側なのか、上側なのか下側なのか、それとも全体なのか、詳しくわかるとよいです。特におなかの場合は、場所によって病気の臓器を予想することができます。

3:どんなふうに?
痛みであれば、チクチク痛むのか、締め付けられるように痛むのかなど、症状の特徴を伝えましょう。

4:間隔・時間はどのくらい?
症状が出現する頻度(10分に1回など)や、症状が持続する時間(数秒なのか数時間なのか)を伝えましょう。同じ臓器でも、症状の出方で病気がまったくちがうことがあります。

5:ほかにはどんな症状がある?
たとえばめまいと耳鳴りが同時に起こるなど、主な症状の他にも気になる症状があるなら伝えましょう。診断の助けになります。

6:これまでどんな治療を受けた?
もし同じ症状で別の病院を受診していたら、これまでにどんな治療(薬、処置)を受けていたかも伝えましょう。

■まとめ

上記を、診察のときに簡単にまとめて話すと、スムーズに診察が進み、病気の診断もぐっと早くなるかと思います。もし頭の中でまとめるのが難しければ、あらかじめ紙にメモして持参するとよいでしょう。

(文:27歳女性内科医/Doctors Me、構成:マイナビウーマン編集部)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.14)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2014年11月10日に公開されたものです

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