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特定の業界だけでしか使われない業界用語たち―スーパーマーケット編「エンド」「フェイスアップ」

特定の業界だけで使われる専門用語たち。テレビ業界の専門用語などはテレビ番組などでたびたび紹介されるので、意外と知っている人も多いでしょう。ただ、他の業界でもこうした業界用語は使われているもので、それこそ一般人が聞いても「何のこっちゃ」となってしまうようなものも多くあったりします。

今回は、さまざまな業界の中から、スーパーマーケットで使われる業界用語を紹介します。

エンド

商品陳列棚の「工字」の端部分、つまり「一」のところがエンドと呼ばれる部分です。新商品や特売品など、注目商品をここに陳列します。レジ側のエンドはフロントエンド、その反対側はバックエンドなどといいます。

後入れ先出し

陳列方法の一つ。後に入荷したものを前面に陳列するやり方です。これとは逆のものが「先入れ先出し」というもの。先に入荷したものを後ろに陳列する方法です。「新しいものを買いたいときは後ろ側の商品を取れ」というのは、この後入れ先出しだった場合は通用しませんね。

マッサージ

あまり売れなかった商品を入れ替えたり、有力商品に切り替えるなど、売り場を見直す動きのことを「マッサージ」といいます。もみ直しということでしょうか。

サッカー

スーパーなどで商品を詰める担当の人のことです。購入客がレジ後に袋詰めを行う場合がほとんどですが、たまにレジで袋詰めをしてくれる人がいます。その人がサッカーです。ちなみに、購入客が商品を詰める台のことはサッカー台といいます。

塩干(えんかん)

魚介類の商品の中で、干物や塩辛など、鮮魚ではない商品のこと。魚の開きや一夜干し、ちりめんじゃこといったものや、タラコやイクラも塩干に含まれます。

リーチ・イン

大きなガラスの扉が付いた冷蔵庫や冷凍庫のことです。大型スーパーなどに行くと、このリーチ・インに冷凍食品などが陳列されていますね。

フェイスアップ

売り場の商品の向きや並びなどを整えることです。商品が売れて陳列が歯抜けになっていたり、バラバラになったりしていると、見栄えも悪いですからね。小まめに整えたいところです。

野立て看板

店舗の外に立てる看板のことです。スーパーマーケットに近い道路沿いに立てたりすることで店舗へ誘導したり、注目を集めたりすることができます。

市乳

スーパーなどで売られている飲用を目的とした牛乳をこう呼びます。「市販用牛乳」ということですね。牛乳だけでなく、加工乳や乳飲料といった製品もこの市乳に分類されることがあります。

チェリーピッカー

特売商品だけを狙って買って帰るお客さんのことをこう呼ぶことがあります。チェリーピッカーは英語で「cherry picker」と書きます。熟したチェリーだけを摘む人という意味なんだそうです

まとめ

以上、スーパーマーケットで使われている業界用語をまとめてみました。ただ、中にはスーパーマーケットだけでなく、経済用語としても使われていたりするものもあります。ただ、サッカーやエンドと聞くと、思わずスポーツ用語かと思ってしまいますね。

皆さんの働いている業界では、こうした業界用語はどんなものがありますか?

(中田ボンベ@dcp)

※この記事は2014年10月21日に公開されたものです

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