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乾いたタオルで汗を拭くのはNG!? あせもの正しい対処法

汗を拭く女性■あらゆる部位にできるから、適切なケアを

あせもの原因は、汗管という汗の通り道が塞がれてしまうこと。それにより、汗が皮膚内にとどまり、ブツブツとした小さな水疱となってしまうのです。できやすい部位は、頭やおでこ、首、脇の下、肘やモモの内側、ヒザの裏側、脚の付け根やお尻といった、汗をかきやすい箇所です。

一般的に、乳幼児にできやすいのですが、最近では、大人でもあせもに悩む人が増えてきています。

あせもは、かきむしってしまうと症状が悪化して、湿疹化や二次感染を生じさせる場合があります。また、大人の場合は子どもに比べて傷跡が残りやすく、色素沈着する場合もあるので要注意。しかし、比較的症状が軽いうちであれば、適切なスキンケアで1週間以内には治りますよ!

■汗疹対策に有効な3つの方法

1:大量に汗をかかないようにする
室内ではクーラーで適温をキープして、あまり汗をかかないようにするのもひとつの手。また、通気性、吸汗速乾性に優れたインナーを活用して、汗を皮膚にいつまでも残さない、といった工夫も有効です。

2:汗を放置しない!
汗をかいたまま放っておくと、アカや汚れによって汗の出口をふさいでしまい、つまりやすくなります。そのため、汗をかいた後はシャワーを浴びて洗い流すようにしましょう。シャワーをこまめに浴びられない場合は、濡れタオルや体専用のウェットティッシュなどで汗を拭き取ることも有効。避けたいのは、乾いたタオルで汗を拭くこと。これでは、水分は吸収できるけれど、老廃物は肌に残ってしまうのです。そして、汗を流した後はベビーパウダーで肌をサラサラに。しかし使い過ぎると汗管を詰まらせてしまい、かえって、あせもを悪化させてしまうこともあるので、ほどほどに。

3:湿疹には塗り薬で対処
赤いボツボツ(湿疹)は、肌が炎症を起こしているサイン。なるべく早く、治癒させるためにも炎症を抑えるお薬(ステロイド薬)が有効です。その際、必ず医師による診断が必要になるので、皮膚科を受診し、適切な外用薬を処方してもらいましょう。

■まとめ

「あせも」に似た症状に、アトピー性皮膚炎、にきび、カビ、とびひ、といった皮膚病の可能性もあります。自己診断ではなく、症状が続く場合は、皮膚科を受診してください。

(文:29歳女性内科医/Doctors Me、構成:マイナビウーマン編集部)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.14)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2014年09月27日に公開されたものです

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