
「お給料が少ない」は言い訳!? ゼロから「貯まる女子」になる貯蓄テク

編集部 知らず知らずのうちに貯蓄ができるというわけですね。勤め先に財形貯蓄の制度がない場合は、どうすれはいいのでしょうか。
大竹 スイングサービスや自動積み立て定期預金といって、毎月決まった日に普通口座から貯蓄用口座に自動的に振り替えてくれるサービスがどの銀行にもあるので、そういったものを利用するのも一案です。自分で動かそうとすると、「今月はちょっと厳しいから、1カ月飛ばそうかな」なんて甘えてしまうこともありますからね。
あとは、「どうしても貯蓄が苦手で、銀行の定期預金だと手を付けてしまいそうで不安。そんな自分でも続けられる方法が知りたい」という人は、最終手段として貯蓄型の保険に入るのもひとつの手でしょう。
編集部 貯蓄型の保険のメリットは?
大竹 保険のデメリットは途中で解約すると元本割れのリスクがあることなんですが、逆をいえば、だからこそ、財形貯蓄や自動積み立て定期預金のように、うっかり解約する気が起こらないのがメリット。オススメは、低解約返戻金型終身保険。目先の貯蓄には向いていませんが、10~15年をひとつの目安に中長期で貯金をするなら、解約したときの返戻金が元本を超えている可能性が高いですよ。
FP大竹のり子さんに教わる「うまく貯蓄ができないあなた」へのお助けツール・3選
はじめの一歩は、実際の収支を把握することから。
◆みずほ銀行「おさいふアプリ」
ハローキティと楽しく、毎日のお財布の管理ができるスマートフォンアプリ。日々の収入や支出を簡単に入力できるほか、家計状況をグラフやカレンダーでチェック。入力するたびに、ハローキティがアドバイスしてくれるのもうれしい。
財形貯蓄と同様に、自動的に貯金が完了!
◆楽天銀行「円定期預金の積立購入」
指定した積立購入日に、毎月自動的に円普通預金から円定期預金に預け入れるサービス。毎月1,000円から自分のペースでコツコツ積立が可能。指定した月の増額設定もできるので、ボーナス受け取り月だけ多めに積み立てることも!
「貯金を切り崩しがち。だけど貯めたい!」という人に。
◆東京海上日動あんしん生命「長割り終身」
割安な保険料で死亡・高度障害のときの保障を確保する終身保険。一生涯の保障に加え、解約した場合は解約返戻金があり、長期的な貯蓄の機能も。保険料払込期間を所定の範囲内で1歳きざみで選べるため、ライフプランにあわせた保険設計が可能。
※この記事は2014年07月29日に公開されたものです