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「お給料が少ない」は言い訳!? ゼロから「貯まる女子」になる貯蓄テク

大竹のり子

大竹 まずは予算立てをすることですね。思うようにお金が貯まらない人は、「これにこのくらい使っているだろう」と自分でイメージしている金額と現実とのギャップが大きいんです。

まずは月の収入から家賃や保険料など必ずかかる固定費を差し引き、さらに貯蓄分も先に引いておきます。次に残った金額の中で、食費や服飾費など何にいくらずつかかるだろうと予算を立てます。そこから実際に2カ月間生活してみると、自分が認識していた予算とちがう項目が絶対に出てくるはずです。

予算オーバーしている項目がわかれば、その出費を控えるのか、もし譲れないものであれば、ほかの出費で調整するなど、おのずとお金の使い方が決まっていきます。今は収支を記録するのに便利な家計簿アプリもいろいろ出ていますから、そういったものを利用するのもいいですね。

編集部 確かに、先に貯蓄をしたうえで、支出をしっかり把握しておけば、毎月確実に貯められそうです。とはいえ、収入が少ないと、先にいくら貯めておくかをなかなか決められない場合もあるのでは……。まずは、目標貯蓄額をいくらにすればいいのでしょうか。

大竹 手取り月収の20%を貯蓄に回すのが理想です。手取り20万円であれば、4万円。しかし都心でひとり暮らしとなると、なかなか難しいところもあるので、せめて2万円の貯蓄を目指してほしいですね。

編集部 無理をするよりも、必ず貯められる金額に設定することが大事なんですね。

大竹 はい。月の貯蓄は“一定であること”が重要。「前月はがんばったけど、今月は臨時出費があるから諦める」といった貯蓄の仕方では意味がありません。もし年間の目標額があるのであれば、「月の貯蓄で足りない分はボーナスで補填する」と決めて、ボーナスが出た時点でこちらも先取り貯蓄をするのがいいでしょう。また、できれば、ショッピングでのボーナス払いは避けたいですね。

編集部 先取り貯蓄が大切であることはわかりましたが、いくら先に貯蓄用口座に移し替えたとしても、「困ったときにはついそこから引き出してしまう」という人もいるかと思いますが……。

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